Trademark Appeal Case
図案化図形の外観類似性
本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。
基本情報
| 審判番号 | 異議2000−90862(T2000−90862/J7) |
|---|---|
| 審判種別 | 異議 |
| 結論 | 敗訴(請求棄却) |
理由テキスト
1 本件商標
本件登録第4383887号商標(以下、「本件商標」という。)は、平成11年3月8日に登録出願され、別掲(1)に示すとおりの構成よりなり、第9類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、同12年5月19日に設定登録されたものである。
2 登録異議の申立ての理由
平成5年8月12日に登録出願され、別掲(2)に示すとおりの構成よりなり、第9類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、同9年3月12日に設定登録されている登録第3270224号商標(以下、「引用商標」という。)は、申立人の業務に係る商品「レコード、録画済みビデオディスク・ビデオテープ」等を表示するものとして、取引者・需要者の間において広く認識されている商標であるから、商標権者が本件商標をその指定商品に使用するときは、申立人の業務に係る商品とその出所について混同を生ずるおそれがある。
したがって、本件商標は、商標法第4条第1項第15号に該当し、その登録は取り消されるべきである。
3 当審の判断
本件商標と引用商標とは、別掲に示すとおりの構成よりなるところ、申立人は、両商標は欧文字の「r」を図案化したものである旨主張している。
しかしながら、たとえ、両商標が申立人の述べる如く欧文字の「r」を図案化したものであるとしても、各々の図案化の程度は極度に進み、最早、客観的に両商標から欧文字の「r」を想起することは困難であり、いずれの観点からみても、両商標に構成上の共通点は見出し難く、両商標は、それぞれが独特の構成からなる幾何図形とみるのが相当である。
そうとすれば、両者は、その構成態様を著しく異にし、図形全体から受ける視覚的印象を全く異にするものであるから、これを時と処を異にして離隔的に観察するも、外観において相紛れるおそれはないものであり、また、称呼及び観念については比較すべくもないものである。
してみれば、本件商標と引用商標とは、十分に区別し得る別異の商標であって、ほかに両者が紛れ得るとする点は見出せないから、本件商標を指定商品に使用しても、これに接する取引者・需要者をして、引用商標を想起・連想させ、あるいはその商品が申立人又は申立人と関係のある者の業務に係るものであるかのように、その商品の出所について混同を生じさせるおそれはないものといわなければならない。
したがって、本件商標は、商標法第4条第1項第15号に違反して登録されたものではない。
よって、商標法第43条の3第4項の規定に基づき、結論のとおり決定する。
Next Action
次の一手につながるサービス
類似審決の追加調査から中間応答、新規出願の費用確認まで、この審決を起点に次のアクションへ進めます。