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結論

勝訴(請求認容)

第4条第1項第11号「称呼の類似性と全体観察」の商標審決・判断理由(審判番号:平成11年審判第13279号|拒絶査定取消・登録)

審判番号
平成11年審判第13279号
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)
争点(論点)
称呼の類似性と全体観察
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判平成11年審判第13279号・不服)は、本件商標について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「称呼の類似性と全体観察」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。類似する商標を出願する際は、本件の判断枠組みを踏まえて称呼・外観・観念や指定商品の重なりを事前に確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「シースルーマスク」の標準文字よりなり、平成10年1月13日登録出願、指定商品については、第3類「植物性天然香料,動物性天然香料,合成香料,調合香料,精油からなる食品香料,薫料,芳香剤,化粧品」を、平成11年8月13日付け提出の手続補正書により「植物性天然香料,動物性天然香料,合成香料,調合香料,精油からなる食品香料,薫料,芳香剤」に減縮補正しているものである。

2 原審の拒絶の理由の要点

原査定は、「シースルー」の片仮名文字及び「SEE THROUGH」の欧文字を上下二段に左横書きしてなり、平成8年6月14日に登録出願、第3類『せっけん類,植物性天然香料,動物性天然香料,合成香料,調合香料,精油からなる食品香料,化粧品,歯磨き』を指定商品として、平成10年1月9日に設定登録された登録第4100008号商標を引用し、「本願商標は、その構成中、後半部分の『マスク』の文字が、指定商品『化粧品』との関係においては、商品の品質を表示した部分であり、前半部分の『シースルー』の文字部分より『シースルー』の称呼をも生ずることより、上記登録商標と同一又は類似の商標であり、かつ、同一の商品『化粧品』について使用するものであるから、商標法第4条第1項第11号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

そこで、判断するに、本願商標は、上記のとおり、「シースルーマスク」の文字を書してなるところ、その構成中、後半部分の「マスク」の文字は、補正後の指定商品「植物性天然香料,動物性天然香料,合成香料,調合香料,精油からなる食品香料,薫料,芳香剤」については、商品の品質等を具体的に表示したものとはいい得ないものである。また、本願商標は「シースルーマスク」の文字を同書、同大、等間隔に表してなり、これより生ずる「シースルーマスク」の称呼もよどみなく一連に称呼し得るものであり、構成中、前半部分の「シースルー」の文字のみを独立して認識しなければならない特段の事情も見い出せないものである。

してみれば、本願商標は、指定商品「植物性天然香料,動物性天然香料,合成香料,調合香料,精油からなる食品香料,薫料,芳香剤」については、「シースルーマスク」の構成文字に相応して「シースルーマスク」の一連の称呼のみを生じ、一種の造語を表した商標といい得るものであるから、「シースルー」の称呼を生ずる登録第4100008号商標とは、称呼、外観、観念のいずれにおいても非類似の商標と認め得るものである。

したがって、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとした原査定の拒絶理由は解消した。

その他、本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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