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Trademark Appeal Case

地名商標の識別力と周知性

本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。

基本情報

審判番号不服2001−1531(T2001−1531/J1)
審判種別不服
結論勝訴(請求認容)

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標(標準文字による商標)は、「Cayenne」の欧文字を書してなり、第16類「紙類,紙製包装用容器,衛生手ふき,紙製タオル,紙製手ふき,紙製ハンカチ,紙製テーブルクロス,紙製ブラインド,紙製のぼり,紙製旗,荷札,印刷物,写真,写真立て,歌がるた,トランプ,花札,文房具類(「昆虫採集用具」を除く。),事務用又は家庭用ののり及び接着剤,青写真複写機,あて名印刷機,印字用インクリボン,こんにゃく版複写機,自動印紙はり付け機,事務用電動式ホッチキス,事務用封かん機,消印機,製図用具,タイプライター,チェックライター,謄写版,凸版複写機,文書細断機,郵便料金計器,輪転謄写機,印刷用インテル,活字」を指定商品として、平成11年12月22日(パリ条約による優先権主張 1999年6月22日 (DE)ドイツ連邦共和国)に登録出願されたものである。

2 原査定の拒絶の理由

原査定は、「本願商標は、『南米のフランス領ギアナの首都』を表す『Cayenne』の文字を、普通に用いられる方法で書してなるものであるから、これを本願指定商品に使用しても、単に商品の産地、販売地(書籍については『内容』)を表示するにすぎないものと認めます。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当する。」旨認定、判断して、拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、上記の構成よりなるところ、該文字が原審説示の如く、南米のフランス領ギアナの首都の名称を表示したものであるとしても、該地は我が国とは関係が浅く馴染みがないものであるから、我が国において地名として広く知られているものとは言い難いばかりでなく、本願の指定商品に関して、商品の産地、販売地(書籍については内容)を表示するものとして普通に使用されている事実も見出せないものである。

してみれば、本願商標をその指定商品に使用しても、商品の産地、販売地(書籍については内容)を表示するものではなく、自他商品の識別標識としての機能を果たし得るものといえるものである。

したがって、本願商標が、商標法第3条第1項第3号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、取り消しを免れない。

その他、本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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