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結論

敗訴(請求棄却)

第4条第1項第11号「称呼類似と要部認定」の商標審決・判断理由(審判番号:平成9年審判第8698号|請求不成立)

審判番号
平成9年審判第8698号
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)引用商標「RANDO」
争点(論点)
称呼類似と要部認定
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
請求不成立(敗訴(請求棄却))

この審決(審判平成9年審判第8698号・不服)は、本件商標と引用商標「RANDO」について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「称呼類似と要部認定」です。特許庁は「本件審判の請求は、成り立たない」と判断しました(請求不成立)。類似する商標を出願する際は、本件の判断枠組みを踏まえて称呼・外観・観念や指定商品の重なりを事前に確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

本件審判の請求は、成り立たない。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、別紙(1)に表示したとおりの構成よりなり、平成7年2月14日に登録出願され、指定商品については、平成9年2月25日付け手続補正書により、第4類「工業用油、工業用油脂、燃料、ろう、靴油、固形潤滑剤、保革油」に補正されているものである。

2 引用商標

原査定において、本願の拒絶の理由に引用した登録第613387号商標(以下「引用商標」という。)は、別紙(2)に表示したとおりの構成よりなり、昭和36年11月8日に登録出願、第5類[油圧用オイル、その他の工業用油、工業用油脂、ろう、高級脂肪酸」を指定商品として、同38年5月20日に登録、その後、同48年12月25日、同58年7月25日、平成5年8月30日の3回に亘り商標権存続期間の更新登録がなされ、現在、有効に存続しているものである。

3 当審の判断

よって判断するに、本願商標は、別紙(1)に表示したとおり「RANDO」の文字よりなるものであるから、その構成文字に相応し「ランド」の称呼を生ずるものである。

一方、引用商標は、別紙(2)に表示したとおり、「HY」と「RANDO」の欧文字をハイフンを介して書してなるところ、これは、全体もって特定の観念を有する語として親しまれているものではなく、また、他にこれを常に一体のものとして把握しなければならないとする特別の事情も見出し得ないものである。

そして、その前半部の「HY」の文字は、商品の規格、等級等を表示するための記号、符合として普通に使用されている欧文字2字の一類型と認識され、また、ハイフンは、その記号、符合を表示する際にしばしば用いられる結合符と認められるものである。

そうとすれば、簡易迅速を旨とする取引の実際において、引用商標に接する取引者・需要者は、その構成中で自他商品識別機能を果たすのは、後半部の「RANDO」の文字部分にあるものと理解し、これより生ずる「ランド」の称呼をもって取引にあたることも決して少なくないものとみるのが相当である。

してみれば、引用商標からは、「RANDO」の文字部分より、単に「ランド」の称呼をも生ずるものといえる。

したがって、本願商標と引用商標とは、外観、観念について相違はあるとしても、「ランド」の称呼を共通にする類似の商標といえ、かつ、本願商標の指定商品中の「工業用油、工業用油脂、ろう」は、引用商標の指定商品に含まれるものであるから、結局、本願商標は、商標法第4条第1項第11号に該当し、登録することはできない。

よって、結論のとおり審決する。

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