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結論

勝訴(請求認容)

第3条第1項第3号「「TWIN-TREAD」の品質表示性」の商標審決・判断理由(審判番号:平成10年審判第9696号|拒絶査定取消・登録)

審判番号
平成10年審判第9696号
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)
争点(論点)
「TWIN-TREAD」の品質表示性
適用条文
第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判平成10年審判第9696号・不服)は、本件商標について、商標法第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「「TWIN-TREAD」の品質表示性」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「TWIN−TREAD」の文字を横書きしてなり、平成7年3月30日に登録出願、その指定商品については、出願当初は第12類「自動車並びにその部品及び付属品」とされていたところ、平成9年9月30日をもって手続補正書が提出され、第12類「自動車用タイヤ」と補正されたものである。

2 原査定の拒絶の理由の要点

原査定は、「本願商標は、『相似形のトレッド』の如き意味合いを看取させる『TWIN−TREAD』の文字のみよりなるところ、これを本願指定商品について使用するときは『対になる相似形のトレッドパターンを持つタイヤ』を認識させるに止まるものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、「TWIN」の文字と「TREAD」の文字をハイフンを介して結合し、「TWIN−TREAD」と書してなるものである。そして、本願商標は、その一連の文字をもって特に親しまれているような事情にあるわけでなく、しかも、その構成中の各文字も、「TWIN」の文字が「双子、対、ツインベッドのある室、双子の、一対の、一対の片方の、連結した二つの相似部分から成る、二倍の、釣り合わせる、二つの似たものに分ける」など、また、「TREAD」の文字が「歩く、踏む、〈雄鳥が〉(雌鳥と)つがう、蹂躙する、踏むこと、足音、足跡、タイヤ跡、一歩、足の裏、踏み段、(車輪・タイヤの)接地面、タイヤの接地面に刻まれた溝形、(自動車・飛行機の)左右両輪間の幅」など、双方ともに様々な意味を有している語であることを勘案するならば、これを補正後の指定商品に使用したときに、取引者又は需要者をして、例えば、「一対の足跡」、「対のタイヤ跡」等の意味合いを連想することはあっても、直ちに、原審説示の「対になる相似形のトレッドパターンを持つタイヤ」なる意味合いまでを具体的に理解し、その商品の品質を表示するものとして認識するとはいい難いものである。さらに、当審において、本願の補正後の指定商品を取り扱う業界で、「TWIN TREAD」の文字が商品の品質等を表示するために普通に使用されているかについて、職権をもって調査したところ、そのような事実を発見することもできなかった。

してみれば、本願商標は、その指定商品に使用しても、商品の品質を普通に用いられる方法をもって表示する標章のみからなる商標とはいうことができない。

したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、取消しを免れない。

その他、本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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