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結論

敗訴(請求棄却)

第4条第1項第16号・第3条第1項第3号「モカオーレの品質表示性」の商標審決・判断理由(審判番号:平成6年審判第6822号|請求不成立)

審判番号
平成6年審判第6822号
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)
争点(論点)
モカオーレの品質表示性
適用条文
第4条第1項第16号・第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
請求不成立(敗訴(請求棄却))

この審決(審判平成6年審判第6822号・不服)は、本件商標について、商標法第4条第1項第16号・第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「モカオーレの品質表示性」です。特許庁は「本件審判の請求は、成り立たない」と判断しました(請求不成立)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

本件審判の請求は、成り立たない。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「モカオーレ」の文字を書してなり、平成3年10月2l日に登録出願され、旧第31類「調味料、香辛料、食用油脂、乳製品」を指定商品として平成5年4月21日に出願公告されたものである。

2 原査定の拒絶の理由

これに対して、登録異議申立があった結果、原査定は、「本願商標は、その構成中の『モカ』の文字が、『モカ産の優良コーヒー』をあらわし、『オーレ』の文が、『牛乳』『牛乳入りの』の意味の仏語『AULAIT』をあらわすものとして、乳飲料の分野において普通に使用されていることが、登録異議申立人提出の証拠方法により認められるから、本願商標をその指定商品中『モカコーヒー入りの乳飲料』に使用するときには、これに接する取引者・需要者は、単に商品の品質を表示するものと理解するにとどまり、また、他の商品に使用するときには、商品の品質について誤認を生じさせるおそれがあるものといわざるをえない。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当する。」旨の理由で本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

食品、とりわけ飲料を取り扱う取引者、および、その一般の需要者間において、「モカ」の文字は、「モカ・コーヒー」をあらわすものとして使用されており、該文字に接する前記の取引者・需要者は、これより上記のコーヒーを想起するものというべきである。

また、「オーレ」の文字は、原審において登録異議申立人が提出した甲第6号証の1をはじめ、朝日新聞社発行の「朝日現代用語知恵蔵1998年版」の記載にもみられるように、「ミルク入りの」を意味する外来語であって、かつ、その飲料がミルク入りであることを表示するために使用されている実情が認められるところである。

さらに、コーヒーとミルクを混ぜ合わせた飲料が「カフェオーレ(あるいは、「カフェオレ」 「カフェ・オ・レ」など)」と称され、かつ、親しまれて使用されていることから、コーヒーとミルクの親和性は、極めて高いということができるものである。

しかして、本願商標の構成は、前記したものであって、これが、同書・同大・等間隔にて軽重の差なくあらわされてはいても、前記した事実・実情からすれば、これに接する取引者・需要者は、それが、「モカコーヒーとミルクが入っている飲料」であるとの認識をするとみるのが相当であって、本願商標は、これを、その指定商品中「モカコーヒー入りの乳飲料」に使用するときには、単に商品の品質を表示する標章というべきである。また、これ以外の指定商品に使用するときには、それが、あたかも「モカコーヒー入りの乳飲料」であるかのごとく、商品の品質について誤認を生じさせるおそれがあるものといわざるをえない。

したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するものであるから、この理由をもって本願を拒絶した原査定は妥当なものであって取り消すことはできない。

よって、結論のとおり審決する。

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