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結論

敗訴(請求棄却)

商標「タオパオ」と「疲労倦怠感を伴う腰痛・肩こりに使用する生薬配合製剤」の称呼類似性の判断基準(第4条第1項第15号|審判異議2001−90465(T2001−90465/J7))

審判番号
異議2001−90465(T2001−90465/J7)
審判種別
異議

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標「タオパオ」引用商標「疲労倦怠感を伴う腰痛・肩こりに使用する生薬配合製剤」
争点(論点)
称呼類似性の判断基準
適用条文
第4条第1項第15号
指定商品・役務の区分
第3類
最終結論
登録維持(敗訴(請求棄却))

この審決(審判異議2001−90465(T2001−90465/J7)・異議)は、本件商標「タオパオ」と引用商標「疲労倦怠感を伴う腰痛・肩こりに使用する生薬配合製剤」について、商標法第4条第1項第15号への該当性が争われた事例です。主な争点は「称呼類似性の判断基準」です。指定商品・役務は第3類に属します。特許庁は「登録第4460747号商標の商標登録を維持する」と判断しました(登録維持)。他人の周知・著名な商標と出所混同を生じるおそれがないか、出願前に使用状況まで含めて確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

登録第4460747号商標の商標登録を維持する。

理由テキスト

1 本件商標

本件登録第4460747号商標(以下「本件商標」という。)は、平成12年3月24日に登録出願され、「タオパオ」と「TAO PAO」の文字を二段に併記してなり、第3類「せっけん類,香料類,化粧品」を指定商品として、同13年3月16日に設定登録されたものである。

2 登録異議の申立ての理由

平成2年1月30日に登録出願され、「ナンパオ」の文字を横書きしてなり、第1類「薬剤、その他本類に属する商品」を指定商品として、同4年10月30日に設定登録されている登録第2469607号商標(以下「引用商標」という。)は、異議申立人の業務に係る商品「疲労倦怠感を伴う腰痛・肩こりに使用する生薬配合製剤」を表示するものとして取引者・需要者の間において広く認識されている商標であり、かつ、本件商標は引用商標と類似するものであるから、商標権者が、本件商標をその指定商品に使用するときは、異議申立人の業務に係る商品とその出所について混同を生ずるおそれがある。

したがって、本件商標は、商標法第4条第1項第15号に該当し、その登録は取り消されるべきである。

3 当審の判断

本件商標は、「タオパオ」と「TAO PAO」の文字よりなるものであるから、構成文字に相応して「タオパオ」の称呼を生ずるものと認められるのに対して、引用商標は、「ナンパオ」の文字よりなるものであるから、「ナンパオ」の称呼を生ずること明らかである。

そこで、本件商標より生ずる「タオパオ」の称呼と、引用商標より生ずる「ナンパオ」の称呼とを比較するに、両称呼は、聴別上最も重要な語頭音及び第2音目において「タオ」と「ナン」の音に顕著な差違を有するものであって、共に4音というさほど長いともいえない音構成の両称呼においてこの差違があるため、両称呼は、その語感が異なったものとなり、明らかに区別し得るものである。

また、本件商標は、特定の観念を生じ得ない造語と判断するのが相当であるから、引用商標とその観念を比較し得ないものである。

さらに、両商標の構成は前記したとおりであり、構成上これだけの差違があれば外観上区別し得るものである。

そして、引用商標が、本件商標の登録出願時には異議申立人の業務に係る商品「疲労倦怠感を伴う腰痛・肩こりに使用する生薬配合製剤」を表示する商標として取引者・需要者の間において広く認識されていたとしても、本件商標の指定商品には薬剤は含まれていない。

そうすると、本件商標は、これをその指定商品に使用しても、異議申立人又は異議申立人と関係のある者の業務に係る商品であるかのように、商品の出所について混同を生ずるおそれのないものである。

したがって、本件商標は、商標法第4条第1項15号に違反して登録されたものでない。

よって、同法第43条の3第4項の規定に基づき、結論のとおり決定する。

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