Trademark Appeal Case
称呼の末尾音の差異
本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。
基本情報
| 審判番号 | 異議2001−90606(T2001−90606/J7) |
|---|---|
| 審判種別 | 異議 |
| 結論 | 敗訴(請求棄却) |
理由テキスト
1 本件商標
本件登録第4476720号商標(以下「本件商標」という。)は、「マジョーラ」の文字と「MAZIORA」の文字とを二段に横書きしてなり、平成12年5月12日に登録出願、第24類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、平成13年5月25日に設定登録されたものである。
2 登録異議の申立ての理由
本件商標は、登録異議申立人(以下「申立人」という。)の引用に係る、「マジョール」の文字を横書きしてなり、昭和39年12月14日に登録出願、第17類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、昭和41年8月8日に設定登録された登録第715524号商標(以下「引用商標1」という。)及び「マジョーレ」の文字と「MAJORE」の文字とを二段に横書きしてなり、平成2年7月19日に登録出願、第17類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、平成5年3月31日に設定登録された登録第2514266号商標(以下「引用商標2」という。)と、「マジョーラ」と「マジョール」「マジョーレ」の称呼において類似の商標であり、その指定商品は引用商標1及び引用商標2の指定商品と同一の商品を包含するものである。したがって、本件商標は、登録異議申立てに係る指定商品については商標法第4条第1項第11号の規定に違反して登録されたものであるから、その登録は取り消されるべきである。
3 当審の判断
本件商標は、「マジョーラ」及び「MAZIORA」の両文字よりなるものであり、これらの構成文字に相応して「マジョーラ」の称呼を生ずるのに対し、引用商標1は、「マジョール」の文字よりなるものであり、「マジョール」の称呼を、引用商標2は、「マジョーレ」及び「MAJORE」の両文字よりなるものであり、これらの構成文字に相応して「マジョーレ」の称呼をそれぞれ生ずると認められる。
そこで、本件商標より生ずる「マジョーラ」の称呼と、引用商標1より生ずる「マジョール」及び引用商標2より生ずる「マジョーレ」の各称呼とを比較すると、前者は「ラ」と「ル」の音、後者は「ラ」と「レ」の音の相違を有するほかは、他の音を共通にするものである。しかしながら、相違音の「ラ」と「ル」の音及び「ラ」と「レ」の音は、前音である長音に続く音であるため、末尾音であるとはいえ比較的明瞭に発音し、聴取される音というべきであるから、全体で4音という短い音構成よりなることを併せ考慮すると、それぞれを一連に称呼した場合、これらの相違音が全体の音調、音感に与える影響は決して小さいとはいえないから、前記いずれにあっても、両称呼は聴別し得る差異を有するものというのが相当である。
そうとすれば、本件商標は、引用商標1及び引用商標2と称呼において類似する商標ではなく、それぞれの構成よりして外観、観念においても類似する商標とは判断することができない。
申立人が本件商標と引用商標1及び引用商標2とが類似する根拠として挙げる審決例は、本件とは事案が異なるものであり、上記判断を左右するものではない。
以上のとおりであり、本件商標は、商標法第4条第1項第11号の規定に違反して登録されたものではない。
したがって、本件商標は、同法第43条の3第4項の規定に基づき、その登録を維持すべきものである。
よって、結論のとおり決定する。
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