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結論

勝訴(請求認容)

商標「ミニ樽ホームサーバー」の用途品質表示の識別性(第4条第1項第16号・第3条第1項第3号|審判異議2001−90337(T2001−90337/J7))

審判番号
異議2001−90337(T2001−90337/J7)
審判種別
異議

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標「ミニ樽ホームサーバー」
争点(論点)
用途品質表示の識別性
適用条文
第4条第1項第16号・第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
登録取消(勝訴(請求認容))

この審決(審判異議2001−90337(T2001−90337/J7)・異議)は、本件商標「ミニ樽ホームサーバー」について、商標法第4条第1項第16号・第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「用途品質表示の識別性」です。特許庁は「登録第4450178号商標の商標登録を取り消す」と判断しました(登録取消)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

登録第4450178号商標の商標登録を取り消す。

理由テキスト

1 本件商標

本件登録第4450178号商標は、「ミニ樽ホームサーバー」の文字を書してなり、平成11年11月24日登録出願、第7類「グラス・ジョッキ等へのビール注入装置」を指定商品として、同13年2月2日に設定登録されたものである。

2 本件商標に対する取消理由の要旨

登録異議申立人(サントリー株式会社、麒麟麦酒株式会社)より提出のあった甲第各号証(枝番を含む。)によれば、ビール及び発泡酒を取り扱う業界又はこれら商品の冷蔵・冷却機械器具等を取り扱う業界においては、ビール注入装置を指称するものとして、一般に「ビールサーバー」「ビールディスペンサー」或いは単に「サーバー」等の語が使用されており、特に、「家庭用のビールサーバー」を指称するものとして、「ホームサーバー」の語が商品の宣伝、広告(ホームページを含む)に使用されていることが認められる。

しかして、本件商標は、「ミニ樽ホームサーバー」の文字を普通に用いられる方法で表示してなるにすぎないものであるから、その構成中前半の「ミニ樽」の文字部分は、一般に少人数(家庭)で飲用(2・3リットル)される「ミニ樽(ビール)」を容易に看取させるといえるものであって、これを本件商標の指定商品について使用しても、上記の実状より「家庭で使用されるミニ樽用のビールサーバー」を容易に認識させるものであり、即ち、該商品の用途、品質を表示したものとして取引者・需要者に認識させるに止まり、自他商品の識別標識としての機能を果たすことができない商標といわなければならない。

また、「ビール注入装置」には、その用途によって各種の形状のものが存在することが認められるから、本件商標を上記「家庭用のビール注入装置」以外の商品(例えば、「業務用のビール注入装置」)に使用するときは、商品の品質について誤認を生じさせるおそれがあるものと認められる。

したがって、本件商標は、商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に違反して登録されたものである。

3 商標権者の意見

商標権者は、2の取消理由について、指定した期間内に意見を述べていない。

4 当審の判断

平成13年10月25日付けで取消理由を通知し、期間を指定して意見書を提出する機会を与えたが、商標権者からは何らの応答もない。

そして、上記2の取消理由は妥当なものと認められるので、本件商標登録は、商標法第43条の3第2項の規定により取り消すべきものである。

よって、結論のとおり決定する。

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