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結論

勝訴(請求認容)

第4条第1項第16号「DPE商標の品質誤認」の商標審決・判断理由(審判番号:平成10年審判第7994号|拒絶査定取消・登録)

審判番号
平成10年審判第7994号
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)
争点(論点)
DPE商標の品質誤認
適用条文
第4条第1項第16号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判平成10年審判第7994号・不服)は、本件商標について、商標法第4条第1項第16号への該当性が争われた事例です。主な争点は「DPE商標の品質誤認」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。類似する商標を出願する際は、本件の判断枠組みを踏まえて称呼・外観・観念や指定商品の重なりを事前に確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、別掲のとおりの構成よりなり、第42類に属する願書記載のとおりの役務を指定役務として、平成7年8月23日に登録出願されたものである。

2 原査定の拒絶の理由の要点

原査定は、「本願商標は、その構成中に現像・焼き付け・引き伸ばしの意を有する英語「development,Printing,enlargement」の略語として広く一般に親しまれている『DPE』の欧文字を有してなるものであるから、これを本願指定役務に使用する場合、恰も『写真の現像・焼き付け・引き伸ばし』であるかの如く、役務の質について誤認を生じさせるおそれがあるものと認める。したがって、本願商標は、商標法第4条第1項第16号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、前記のとおり二重線よりなる長円内に「55分」、「DPE」、「Station」の構成各文字をまとまりよく一体的に表してなるものである。そして、該商標は、請求人の業務にかかる「写真の現像・焼き付け・引き伸ばし」の他に写真などの画像をフロッピーディスクに保存する役務等の営業表示としてハウスマーク的に使用されており、これがある程度取引者、需要者に知られていると認められる。

してみると、本願商標の文字部分は、「DPE」の文字部分を特段に印象ある部分と捉えるよりも、むしろ構成全体をもって認識、把握されるある種の造語よりなるものとみるのが相当である。

そうすると、本願商標を、その指定役務に使用しても、かかる構成と、ハウスマーク的に使用されていること及び全体が造語と把握されることから、「DPE」の文字がのみが注視され恰も「写真の現像・焼き付け・引き伸ばし」の役務のみを表示するものとして、取引者、需要者に認識されることはないとものと判断される。

してみると、本願商標を、その指定役務について使用しても、これに接する取引者、需要者をしてその質の誤認を生ずるおそれはないものというべきである。

したがって、本願商標は商標法第4条第1項第16号に該当するとして本願を拒絶した原査定は妥当でなく、取り消しを免れない。

その他、本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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