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結論

勝訴(請求認容)

第3条第1項第3号「造語の記述性判断」の商標審決・判断理由(審判番号:平成10年審判第4484号|拒絶査定取消・登録)

審判番号
平成10年審判第4484号
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)
争点(論点)
造語の記述性判断
適用条文
第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判平成10年審判第4484号・不服)は、本件商標について、商標法第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「造語の記述性判断」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「アクアキープ」の片仮名文字と「AQUA KEEP」の欧文字とを二段に横書きしてなり、第24類「フェルト及び不織布,切花用に保水性を持たせた不織布」を指定商品として、平成8年7月9日に登録出願されたものである。

2 原査定の拒絶の理由

原査定は、「この商標登録出願に係る商標は、『水』の意味を有する英語『AQUA』『アクア』の文字と『保持する』の意味を有する英語『KEEP』『キープ』の文字を一連に『AQUA KEEP』『アクアキープ』と書してなり、『水を保持する』、言い替えれば『保水性を有する』意味合いを認識するものであるから、これを本願指定商品中『切り花用に保水性を持たせた不織布』に使用しても、商品の品質・効能を普通に用いられる方法で表示するものと認める。したがって、この商標登録出願に係る商標は、商標法第3条第1項第3号に該当する。」旨、認定・判断して、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、その構成前記したとおり「アクアキープ」、「AQUA KEEP」の各文字を上下2段に書してなるところ、それぞれの構成全体としては特定の語義を有しない一連の造語として把握され認識されるとみるのが自然であり、しかも、これが特定の商品の品質等を表示するものとして、取引上普通に使用されているとみるべき証拠も見出せない。

そうとすれば、本願商標は、その指定商品について使用しても自他商品の識別機能を果たし得るものである。

したがって、本願商標は、商標法第3条第1項3号に該当するということはできないから、これを理由に本願を拒絶した原査定は妥当でなく、その理由をもって本願を拒絶すべきものとすることはできない。

その他、本願を拒絶すべき理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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