sokuhyo

Trademark Appeal Case

結合商標の要部認定と称呼

本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。

基本情報

審判番号不服2001−3527(T2001−3527/J1)
審判種別不服
結論勝訴(請求認容)

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標(平成11年4月30日に登録出願された、平成11年商標登録願第37800号を原登録出願とする商標法第10条第1項による商標登録出願)は、「円谷ジャングル」の文字(標準文字による)を書してなり、第25類「被服」、第28類「おもちゃ,人形」及び第30類「菓子及びパン」を指定商品として、同12年3月27日に登録出願されたものである。

2 引用商標

原査定において、本願の拒絶の理由に引用した登録第627463号商標は、「ジャングル」の文字を横書きしてなり、昭和37年7月19日登録出願、第17類「被服、布製身回品、寝具類」を指定商品として、同38年10月23日に設定登録され、その後、同49年4月27日、同59年2月21日及び平成5年10月28日の三回にわたり、商標権の存続期間の更新登録がなされ、現に有効に存続しているものである。同じく、登録第2405066号商標は、「ジャングル」の文字を横書きしてなり、昭和60年10月11日登録出願、第24類「おもちゃ、人形、その他本類に属する商品(但し、運動具を除く)」を指定商品として、平成4年4月30日に設定登録されたものである。同じく、登録第3082633号商標は、「ジャングル」の文字を横書きしてなり、同4年12月18日登録出願、第30類「菓子、パン」を指定商品として、同7年10月31日に設定登録されたものである。同じく、登録第4020383号商標(以下、一括して「引用商標」と総称する。)は、別掲のとおりの構成よりなり、昭和63年12月6日登録出願、第17類「被服、布製身回品、寝具類」を指定商品として、平成9年7月4日に設定登録されたものである。

3 当審の判断

本願商標は、上記のとおりの構成よりなるところ、前半の「円谷」の文字と後半の「ジャングル」の文字とは、観念上、特に軽重の差を見出すことはできないものであって、外観上もまとまりよく、一体的に構成されているものと認められる。

また、これより生ずる「ツブラヤジャングル」の称呼も格別冗長というべきものではなく、よどみなく、一気、一連に称呼できるものであり、他に構成中の「ジャングル」の文字部分のみが独立して認識されるとみるべき特段の事情は見出せない。

他方、引用商標は、上記若しくは別掲のとおりの構成よりなるから、その構成文字に相応若しくは照応して、「ジャングル」「ケンゾー」の称呼を生ずるものである。

そうすると、本願商標より生ずる「ツブラヤジャングル」の称呼と引用商標より生ずる「ジャングル」「ケンゾー」の称呼とは、その音数及び構成音において著しい差異を有するものであるから、称呼上相紛れるおそれのないものである。

そして、本願商標と引用商標とは、それらの構成よりみて、外観上相紛れるおそれのない程度に相違しており、本願商標は、「円谷に関係するジャングル(密林)」の意味合いを、また、引用商標は、「ジャングル(密林)」「ケンゾー(高田賢三)」の意味合いを生ずるものであるから、観念においても相紛れるおそれがない。

してみれば、本願商標と引用商標とは、外観、称呼及び観念のいずれの点よりみても、非類似の商標であるといわざるを得ない。

したがって、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとして、本願を拒絶した原査定は、取消しを免れない。

その他、本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

Next Action

次の一手につながるサービス

類似審決の追加調査から中間応答、新規出願の費用確認まで、この審決を起点に次のアクションへ進めます。

次の一歩へ

商標の登録可能性を無料で確認するか、費用の目安を料金表・シミュレーターで把握できます。