Trademark Appeal Case
役務の質表示と識別力
本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。
基本情報
| 審判番号 | 平成10年審判第18251号 |
|---|---|
| 審判種別 | 不服 |
| 結論 | 敗訴(請求棄却) |
理由テキスト
1.本願商標
本願商標は、「漢字実務検定」の文字を横書きしてなり、第41類「技芸・スポーツ又は知識の教授」を指定役務として、平成9年1月23日に登録出願されたものである。
2.査定の理由
原査定は、「本願商標は、指定役務との関係では、『漢字の読み書きの試験を行い、一定の基準に照らして検査し、合格・不合格・価値・資格の検定』の意味合いを容易に理解、認識させる『漢字実務検定』の文字を普通に用いられる方法で書してなるものであるから、これを本願指定役務中、前記に照応する役務に使用するときは、単に該役務の質(内容)を表示したものにすぎないものと認める。
したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、前記役務以外の役務に使用するときは役務の質の誤認を生じさせるおそれがあるから商標法第4条第1項第16号に該当する。」と認定して、本願を拒絶したものである。
3.当審の判断
本願商標は、「漢字実務検定」の文字よりなるところ、請求人提出の証拠によれば、「漢字検定」の文字は、東京漢字検定協会の「漢字検定試験」(第1号証及び第2号証)、旺文社の「漢字検定」(第3号証)、教育開発出版株式会社の「漢字検定試験」(第4号証)、札幌商工会議所主催の「北海道漢字検定試験」(第6号証)に記載がみられ、漢字の読み書き、熟語等の理解力の度合いにより、級、段を与える試験に使用されている事実が認められる。
さらに、職権で調査したところ毎日新聞社、漢字実務検定協会主催による「漢字実務検定試験」があることが毎日新聞記事データベースで認められる。
してみれば、本願商標「漢字実務検定」の文字よりは、「実務的な漢字の習得を目的とした検定」の意味合いを容易に理解、認識させるものであり、これを本願指定役務中「実務的な漢字の習得を目的とした検定のための知識の教授」に使用しても、単に該役務の質(内容)を表示したものにすぎないものであり、前記役務以外の役務に使用するときは役務の質の誤認を生じさせるおそれがある。
したがって、本願商標が、商標法第3条第1項第3号、同第4条第1項第16号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、妥当であつて、取り消す理由はない。
よって、結論のとおり審決する。
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