結論テキスト
本願商標は、登録すべきものとする。
Trademark Appeal Case
本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。
| 審判番号 | 不服2000−15317(T2000−15317/J1) |
|---|---|
| 審判種別 | 不服 |
| 結論 | 勝訴(請求認容) |
本願商標は、「SHARPSNIPER」の欧文字と「シャープスナイパー」の片仮名文字を上下二段に横書きしてなり、第5類「殺虫剤,殺菌剤,除草剤,殺そ剤,駆虫剤,害獣駆除剤,害鳥駆除剤,その他の薬剤」を指定商品として、平成11年5月6日に登録出願されたものである。
原審において「この商標登録出願に係る商標はその構成中に、シャープ株式会社(在 大阪市阿倍野区長池町)が、本願出願前に電器製品について日本国内で使用した結果、著名となった標章『SHARP』『シャープ』の文字を含むものであるから、これを本願指定商品に使用した場合、本願商標に接した取引者・需要者は、上記の者の業務に係る商品あるいは何らかの関係のある者の商品であるかのごとく商品の出所について、誤認・混同を生ずるおそれがある。したがって、この商標登録出願に係る商標は、商標法第4条第1項第15号に該当する。」と判断し、認定して、本願を拒絶したものである。
本願商標は、前記のとおりの構成よりなるものであるところ、「SHARPSNIPER」及び「シャープスナイパー」の各構成文字は、同一の書体、同一の大きさ、同一の間隔で表されているものであり、これより生ずると認められる「シャープスナイパー」の称呼もよどみなく一連に称呼し得るものであるから、構成全体をもって、不可分一体の商標を表したものと理解されるとみるのが相当である。
また、本願の指定商品との関係よりすれば、本願商標はその構成文字中の「SHARP」「シャープ」は、「〈刃の〉鋭い、鋭利な、〈攻撃・競争などが〉強烈な、素早い」等を意味する英単語であり、「SNIPER」「スナイパー」は「狙撃兵」等を意味する英単語であり、全体として「鋭く、強烈にねらい打ちする物」の如き意味合いを看取せしめるものともいえる。
してみると、本願商標は、その構成中の「SHARP」「シャープ」の文字部分のみが独立して認識されるものではなく、加えて、指定商品である薬剤分野の商品と電器製品の分野の商品とは、取引の対象商品、製造業者、流通経路、用途を全く異にするものであるから、本願商標は、これをその指定商品について使用しても、取引者・需要者をして、原審の掲げる企業と何らかの関係を有する者の業務にかかる商品であるかの如く、その出所について混同を生じさせるおそれはないというべきである。
したがって、本願商標を商標法第4条第1項第15号に該当するとしてその出願を拒絶した原査定は妥当でなく、その理由をもって、本願を拒絶すべきものとすることはできない。
その他、本願について拒絶の理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
Next Action
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