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結論

敗訴(請求棄却)

第3条第1項第3号「記述的商標の識別力」の商標審決・判断理由(審判番号:平成10年審判第15813号|請求不成立)

審判番号
平成10年審判第15813号
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)
争点(論点)
記述的商標の識別力
適用条文
第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
請求不成立(敗訴(請求棄却))

この審決(審判平成10年審判第15813号・不服)は、本件商標について、商標法第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「記述的商標の識別力」です。特許庁は「本件審判の請求は、成り立たない」と判断しました(請求不成立)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

本件審判の請求は、成り立たない。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「3Dバーチャルシアター」の文字を横書してなり、第41類「映画の上映・制作又は配給,娯楽施設の提供,コンピュータネットワークを介した教育情報の提供,コンピューターネットワークを介したゲーム・音楽・映画を含む娯楽情報の提供,コンピュータネットワークを介した教育情報の提供,コンピューターネットワークを介したゲーム・音楽・映画を含む娯楽の提供」を指定役務として、平成8年8月28日に登録出願されたものである。

2 原査定の理由

原査定は、「本願商標は、『立体の』の意の『threeーdimensional』の略『3D』の文字と、『仮想の』の意の『virtual』の表音『バーチャル』の文字と、『劇場』の意の『theater』の表音『シアター』の文字とを普通に連結した『3Dバーチャルシアター』の文字のみよりなるところ、これは『仮想の立体映画劇場』程度の意味合いを容易に看取させるに止まるものであるから、これを本願指定役務に使用するときには単に役務の質(内容)、提供の場所を表示するにすぎないものと認める。

したがって、この商標登録出願に係る商標は、商標法第3条第1項第3号に該当する。」旨認定して、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、前記のとおり「3Dバーチャルシアター」の文字を横書きしてなるところ、「3D」の文字の部分は、「3D映像(立体映像)」(映像を3次元的に再現する方式)の略語を表したものであり、また、「バーチャルシアター」の文字の部分は、「立体 GC アニメーションなどを利用して、さも実体験をしているかのように感じさせるエンタテイメント施設」の意味を有する語を表したものと認められる(「現代用語の基礎知識2002」、自由国民社発行、797頁、「3D映像(立体映像)」の項及び「アイマックス・シアター」の項、1472頁、「バーチャルシアター」の項参照)。

さらに、「3Dバーチャルシアター」の語は、立体映像を上映するバーチャルシアターの意味を有する語として広く使用されている実情がある(1997年5月22日毎日新聞、東京夕刊6頁、「情報クロスロード」アミューズランドの項参照)。

してみれば、本願商標をその指定役務に使用しても、これに接する取引者、需要者は、上記事情からして、単に役務の質(内容)を表示した語として理解するに止まるものと認められるから、本願商標は、自他商品識別標識としての機能を果たし得ないというべきである。

したがって、本願商標を商標法第3条第1項第3号に該当するとして、本願を拒絶した原査定は妥当なものであって、取り消すことはできない。

よって、結論のとおり審決する。

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