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結論

勝訴(請求認容)

第4条第1項第16号・第3条第1項第3号「フリップアップ機能の識別力」の商標審決・判断理由(審判番号:不服2000−12351(T2000−12351/J1)|拒絶査定取消・登録)

審判番号
不服2000−12351(T2000−12351/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)
争点(論点)
フリップアップ機能の識別力
適用条文
第4条第1項第16号・第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2000−12351(T2000−12351/J1)・不服)は、本件商標について、商標法第4条第1項第16号・第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「フリップアップ機能の識別力」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「フリップアップ機能」の文字と「flip up」の文字を上下二段に書してなり、第3類「せっけん類,香料類,化粧品」を指定商品として、平成10年12月25日に登録出願されたものである。

2 原査定の理由

原査定は、「この商標登録出願に係る商標は、『フリップアップ機能』と『flip up』の文字を二段に横書きしてなるものであるところ、商品の容器のふたなどが跳ね上げ式になっていて開閉が容易にできるものを『フリップアップタイプ』等と称して流通していることよりすれば、これを食器用洗剤、シャンプー、ヘアーロション等に使用しても商品の容器の機能を表したものと認識されるにすぎない。したがって、この商標登録出願に係る商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、前記商品以外の商品に使用するときは、商品の品質の誤認を生じさせるおそれがありますので、商標法第4条第1項第16号に該当します。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、前記したとおり、「フリップアップ機能」、「flip up」の文字を上下二段に書してなるものであるところ、その文字構成中の「flip up」、「フリップアップ」の文字(語)は、「硬貨を指ではじき上げる。軽く打つ・はじく」などを意味する英語であり、また、「機能」の文字(語)は、「物のはたらき。相互に連関し合って全体を構成している各因子が有する固有な役割。またその役割を果たすこと。作用。」などを意味する語であるとしても、両語を結合した「フリップアップ機能」の文字(語)は、原審説示の意をもって、本願の指定商品の分野において、その商品の容器の機能、商品の品質を表示するためのものとして普通に使用されているという事実は見出せない。

してみると、本願商標は、特定の商品について具体的に品質を表したものということはできない。

したがって、本願商標は、これをその指定商品のいずれについて使用しても、商品の品質を表示するものではなく、また、商品の品質の誤認を生じさせるおそれもないものであるから、商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するとして拒絶をすべきものとすることはできない。

その他、本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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