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結論

敗訴(請求棄却)

商標「DIVATIL」と「NIVADIL」の称呼・外観の類似性判断(第4条第1項第11号|審判異議2002−90268(T2002−90268/J7))

審判番号
異議2002−90268(T2002−90268/J7)
審判種別
異議

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標「DIVATIL」引用商標「NIVADIL」
争点(論点)
称呼・外観の類似性判断
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
第5類
最終結論
登録維持(敗訴(請求棄却))

この審決(審判異議2002−90268(T2002−90268/J7)・異議)は、本件商標「DIVATIL」と引用商標「NIVADIL」について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「称呼・外観の類似性判断」です。指定商品・役務は第5類に属します。特許庁は「登録第4539181号商標の商標登録を維持する」と判断しました(登録維持)。類似する商標を出願する際は、本件の判断枠組みを踏まえて称呼・外観・観念や指定商品の重なりを事前に確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

登録第4539181号商標の商標登録を維持する。

理由テキスト

1 本件商標

本件登録第4539181号商標(以下「本件商標」という。)は、平成13年2月23日に登録出願、「DIVATIL」の文字(標準文字による商標)を書してなり、第5類「薬剤,歯科用材料,医療用腕環,失禁用おしめ,人工受精用精液,乳児用粉乳,乳糖,はえ取り紙,防虫紙」を指定商品として、同14年1月25日に設定登録されたものである。

2 登録異議の申立ての理由

本件商標は、昭和61年7月25日に登録出願、「NIVADIL」の文字を横書きしてなり、第1類「化学品、薬剤、医療補助品」を指定商品として、平成1年3月27日に設定登録された登録第2118386号商標(以下「引用商標」という。)と外観・称呼において類似するものであり、かつ、本件商標の指定商品と引用商標の指定商品は抵触するものであるから、商標法第4条第1項第11号に該当する。

したがって、本件商標の登録は、取り消されるべきである。

3 当審の判断

本件商標「DIVATIL」の文字と、引用商標「NIVADIL」の文字は共に7文字構成で、両者は、看者の目にとまりやすい語頭と、第5文字目において、字形が明らかに異なる「D」と「N」及び「T」と「D」の違いを有するものである。

そして、両商標は、7文字というさほど長いとはいえない構成の中で、上記2文字の差違があるため、その外観より看者が受ける印象は相当異なったものとなり、時と処を異にして接した場合も、外観において相紛れるおそれはないものというべきである。

また、本件商標は、「DIVATIL」の文字よりなるものであるから、その構成文字に相応して「ディバティル」又は「ディバチル」の称呼を生ずるものと認められる。

他方、引用商標は、「NIVADIL」の文字よりなるものであるから、その構成文字に相応して「ニバディル」の称呼を生ずるというべきである。

そこで、本件商標より生ずる「ディバティル」又は「ディバチル」の称呼と、引用商標より生ずる「ニバディル」の称呼とを比較するに、両者は称呼の聴別上最も重要な語頭音において「ディ」と「ニ」、そして、第3音目において「ティ」又は「チ」と「ディ」の音の差違を有するものであり、ともに4音というさほど長いとはいえない構成において、2音の差違を有するものであるから、両者は称呼上十分に区別し得るものである。

さらに、本件商標と引用商標は、ともに特定の観念を生じ得ない造語と判断されるものであるから、観念上比較し得ないものである。

してみれば、本件商標と引用商標とは、その外観、称呼及び観念のいずれからしても非類似の商標といわざるを得ない。

したがって、本件商標は、商標法第4条第1項第11号に違反して登録されたものでない。

よって、商標法第43条の3第4項の規定に基づき、結論のとおり決定する。

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