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Trademark Appeal Case

論点抽出失敗

本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。

基本情報

審判番号不服2000−14751(T2000−14751/J1)
審判種別不服
結論勝訴(請求認容)

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、別掲(1)のとおりの構成よりなり、第30類「せんべい」を指定商品として、平成11年5月25日に登録出願されたものである。

2 引用商標

原査定において、本願の拒絶の理由に引用した登録第4377874号商標(以下「引用商標」という。)は、別掲(2)のとおりの構成よりなり、平成11年4月23日登録出願、第30類「みそ、ウースターソース、ケチャップソース、しょうゆ、食酢、酢の素、そばつゆ、ドレッシング、ホワイトソース、マヨネーズソース、焼肉のたれ、香辛料、穀物の加工品、菓子及びパン」を指定商品として平成12年4月21日に設定登録されたものである。

3 当審の判断

本願商標は、別掲(1)のとおり、暖簾が釣り下げられた軒先と思しき図形からなるところであるが、その軒先に釣り下げられた暖簾のそれぞれの房に右側から毛筆書体により「江戸」「入」「山」「せ」「ん」「べ」〔変体仮名「偏」(濁点付き)の文字よりなる。〕「い」(変体仮名「以」の文字よりなる。)及び「風味」の文字(以下、これらの一連の文字を「文字部分」という。)がそれぞれの表されているものと容易に理解されるところである。

しかして、この商標の構成中の文字部分も明確に判読でき、他の図形部分と常に一体不可分のものと把握しなければならない事情もみいだせないものであり、その両端の「江戸」と「風味」の文字及び「せんべい」の文字は、いずれも指定商品との関係では、品質又は商品を指称するものとして容易に理解されるものであることから、「入山」の文字部分が独立して自他商品の識別標識として機能し得るものと認められる。してみると、この商標の「入山」の文字に着目し、該文字に相応して「イリヤマ」の称呼をも生じるものと認められる。

これに対し、引用商標は、別掲(2)のとおり、太線による略楕円の輪郭に内接するように「入山」若しくは山形に「山」の文字を表したものと思しきものを輪郭線と同様の太さで表し、全体として家紋風にまとまりよく表されており、この商標全体が不可分一体のものと看取され得るものと認められる。

そうしてみると、引用商標は、特に、輪郭内の部分を抽出し称呼、観念すべき事情もみいだせないものであり、仮に、輪郭内の部分が「入山」の文字と感じとり「イリヤマ」と読まれることがあるとしても、この商標全体からして、「略楕円形内の入山」程度に看取され、その文字部分を独立して把握し、単に「イリヤマ」、「入山」と称呼、観念されることは極めて少ないものとみるのが相当である。

してみると、引用商標から単に「イリヤマ」の称呼を生じるものとし、そのうえで、本願商標と引用商標とが称呼において類似するものとみることはできず、かつ両商標の外観も上記認定のとおり顕著に相違していることを考慮すると、本願商標は、引用商標と称呼、観念、外観のいずれの点においても紛らわしい類似するものということはできない。

したがって、本願商標を商標法第4条第1項第11号に該当するものとして拒絶した原査定は、取消を免れない。

その他、本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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