sokuhyo弁理士法人WATT 監修ご利用の流れ

A判定なら印紙代込み全額返金

結論

敗訴(請求棄却)

第3条第1項第3号「品質・用途表示の識別力」の商標審決・判断理由(審判番号:平成11年審判第16914号|請求不成立)

審判番号
平成11年審判第16914号
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)
争点(論点)
品質・用途表示の識別力
適用条文
第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
請求不成立(敗訴(請求棄却))

この審決(審判平成11年審判第16914号・不服)は、本件商標について、商標法第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「品質・用途表示の識別力」です。特許庁は「本件審判の請求は、成り立たない」と判断しました(請求不成立)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

本件審判の請求は、成り立たない。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、別掲に示すとおりの構成よりなり、第29類「なめみそ」を指定商品として、平成10年2月9日に登録出願されたものである。

2 原審における拒絶の理由

本願商標は、「酒の肴(つまみ)として食するなめみそ」の意を表すものと認められる「あ」、「て」、「味」、「そ」の四文字を、看者の注意を惹き、格別に印象されるほどの特徴を有するとも認められない背景図形の正方形内の赤と黒で色分けした地の四つのますに、縦書きで二行に表示してなるものであるから、これを指定商品に使用しても、単に商品の品質を表示するにすぎないものと認められる。

したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当する。

3 当審における判断

本願商標は、別掲に示すとおり、極めて簡単でありふれた形状である正方形の輪郭内を対角に黒色と赤色を地色とする正方形に分割し、その右上の正方形内に「あ」、その下の正方形内に「て」、左上正方形内に「味」、その下の正方形内に「そ」の文字をそれぞれ配し、それらの文字には黒色の地内の文字には赤色また赤色の地内の文字には黒色がそれぞれ施されてなる構成となっているところ、全体からして、右側から縦読みによって「あて」、「味そ」と容易に読むことができるものである。

ところで、「あて(当て、宛て)」の文字(語)は、一般的に、「酒のつまみ」を意味する語としても用いられており、例えば、広辞苑(株式会社岩波書店発行<第5版>)や大辞林(株式会社三省堂発行<第2版>)の「あて(当て、宛て)」の項には、「酒の肴」また「〔近畿地方で〕酒のつまみ」と記載されている。また、「味そ」の文字(語)は、調味料や例えば、なめみそ等の副食物の主材料として使用される食品の一種である「みそ(味噌)」を指称する語であることは容易に理解できるところである。

一方、本願商標の指定商品である「なめみそ」(嘗味噌)は、そのまま副食用として用いられる味噌であり、醸造によって調製される醸造なめみそと、普通の味噌に獣鳥魚介肉や野菜などを適宜加えた加工味噌とがあり、つまみとして用いられることはよく知られているところである。

そうしてみると、本願商標は、商品「なめみそ」(指定商品)に使用する商標であり、その指定商品との関係では、取引者・需要者をして、商標中の「あて」の文字は、つまみを意味する語と理解し、また、「味そ」の文字は味噌又は味噌を主材料とした味噌製品を表す語と理解し、それぞれ認識するものとみるのが自然である。そして、一般的に、表示している文字を目だ立たせ強調するのに、文字に色彩を施し、また、文字に輪郭や地を設けその中に文字を表示する方法等が行われている実情からして、本願商標における「あ」「て」「味」「そ」の各文字の地を構成する部分の赤色又は黒色の正方形の図形については、それらの文字を引き立たせ強調するにすぎない付記的なものであり、その四角形の図形があることによって、全体として「あて」「味そ」の表示を超え自他商品を識別する標識として機能するものとは認め難いものである。

してみれば、本願商標を指定商品「なめみそ」について使用するときは、その商品がつまみに適している味噌製品であること、即ち、当該商品の用途、品質を表しているにすぎないものであるといわざるを得ないものである。

したがって、本願商標を商標法第3条第1項第3号に該当するものとして、その出願を拒絶した原査定は妥当なものであって覆すことはできない。

よって、結論のとおり審決する。

A判定なら印紙代込み全額返金

過去の審決を調べたあと、登録可能性を無料で確認しませんか?

Sokuhyoなら約1分でAI判定(A〜C)。A判定なら印紙代込みの全額返金保証が付きます。

無料でAI商標調査を試す(約1分)

第3条第1項第3号が問題となった他の審決です。

第3条第1項第3号の審決をもっと見る

Next Action

関連する調査・サービス

類似審決の追加調査や区分・類似群の確認、中間応答の相談へ進めます。

次の一歩へ

商標の登録可能性を無料で確認するか、出願から登録までの流れ・費用の目安を把握できます。