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結論

勝訴(請求認容)

商標「IVC」の論点抽出失敗(第4条第1項第16号・第3条第1項第3号|審判不服2001−3599(T2001−3599/J1))

審判番号
不服2001−3599(T2001−3599/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標「IVC」
争点(論点)
論点抽出失敗
適用条文
第4条第1項第16号・第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2001−3599(T2001−3599/J1)・不服)は、本件商標「IVC」について、商標法第4条第1項第16号・第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「論点抽出失敗」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標は、「IVC」の欧文字を標準文字とし、第9類に属する商標登録願に記載された商品を指定商品として、平成11年8月13日に登録出願されたものである。その後、指定商品については、同12年10月23日付手続補正書により、「工業用内視鏡検査装置,理化学機械器具,光学機械器具,それらの部品及び附属品」と補正されたものである。

2 原査定の理由

原査定は、「1.本願商標は、『IVC』の文字を書してなるところ、本願の指定商品中、とりわけ測定機械器具関連の商品に於いては、高速プロセサで、数値の視覚化処理中、パラメータを変更しながらデータ処理をすることを『interactive visual computing』といい、その略語である『IVC』の文字からなるものであります。そうとすると、本願商標を指定商品中、『IVC機能がある商品』に使用しても、単に商品の品質・機能を表示するにすぎないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、前記商品以外の商品に使用するときは商品の品質の誤認を生じさせるおそれがあるから、商標法第4条第1項第16号に該当する。2.本願の指定商品中『工業用内視鏡検査装置,それらの部品及び附属品』は、その内容及び範囲を明確に指定したものとは認められない。また、前記指定商品が不明確でその内容及び範囲が把握できないことから、政令で定める商品及び役務の区分に従って第9類の商品を指定したものと認められないから、第6条第2項の要件を具備しない。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、前記したとおり、「IVC」の文字よりなるところ、該文字が「interactive visual computing」の略語として直ちに理解させるものであるとは認め難いところであり、また、「IVC」の文字が本願の指定商品の品質を表示するためのものとして、普通に使用されている事実は見出せない。

してみれば、本願商標よりは、原審説示の如き意味合いを生じるものとはいえず、むしろ、これに接する取引者・需要者をして、特定の意味合いを有しない造語であると認識されるとみるのが相当である。また、これをその指定商品について使用した場合、商品の品質の誤認を生じさせるおそれがあるものとも認められない。

また、本願商標に係る指定商品中「工業用内視鏡検査装置,それらの部品及び附属品」は、意見書に添付の商品説明及び参考資料(商品写真、パンフレット)の記載に徴すれば、第9類に属する商品と認められ、かつ、その内容及び範囲も明確になったものである。

したがって、本願商標を商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号該当するとし、かつ、同法第6条第1項及び第2項の要件を具備しないとして本願を拒絶した原査定は取消を免れない。

したがって、原査定の拒絶の理由は解消した。

その他、本願を拒絶すべき理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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