Trademark Appeal Case
称呼の要部抽出の是非
本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。
基本情報
| 審判番号 | 異議2002−90312(T2002−90312/J7) |
|---|---|
| 審判種別 | 異議 |
| 結論 | 敗訴(請求棄却) |
理由テキスト
1 本件商標
本件登録第4543664号商標(以下「本件商標」という。)は、「ピュアキュアコットン」の片仮名文字と「Pure Cure Cotton」の欧文字を2段に横書きしてなり、平成12年11月7日に登録出願、第25類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、平成14年2月15日に設定登録されたものである。
2 登録異議の申立ての理由(要旨)
本件商標は、平成11年12月22日に登録出願、「ピュアケア」の片仮名文字と「PURECARE」の欧文字を2段に横書きしてなり、第25類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、平成12年10月27日に設定登録された登録第4427930号商標及び平成12年8月11日に登録出願、「PURE CARE」の欧文字と「ピュアケア」の片仮名文字を2段に横書きしてなり、第23類、第24類、第26類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品及び第37類に属する商標登録原簿に記載のとおりの役務を指定役務として、平成13年9月7日に設定登録された登録第4504512号商標(まとめていうときは、以下「引用商標」という。)と外観、称呼において類似する商標であり、また、本件商標の指定商品と引用商標の指定商品は同一又は類似のものである。
したがって、本件商標は、商標法第4条第1項第11号に該当し、その登録は取り消されるべきである。
3 当審の判断
本件商標は、前記のとおりの構成よりなるところ、その構成に係る上段及び下段の各文字は同書、同大に、ほぼ同間隔に外観上まとまりよく一体的に構成されおり、その全体より生ずる「ピュアキュアコットン」の称呼も格別冗長でなく、語呂よく一気に称呼し得るものである。そして、構成中の「コットン/cotton」の文字が「木綿(もめん)」を意味するとしても、本件商標は上記認定のとおりであって、かかる構成において殊更、その前半部の「ピュアキュア/PureCure」の文字部分を分離抽出し「ピュアキュア」の称呼をもって取引に当たるとみるのは不自然であり、その構成文字の全体をもって一体不可分のものとして把握、認識されるとみるのが自然である。
したがって、本件商標は、その構成文字に相応して「ピュアキュアコットン」の称呼のみを生ずるものと判断するのが相当である。
そうとすれば、本件商標より前半部の「ピュアキュア/PureCure」の文字部分のみに着目して「ピュアキュア」の称呼をも生ずるとし、その上で本件商標と引用商標とが外観及び称呼において類似するものであるとする申立人の主張は、採用することができない。
また、本願商標と引用商標は、ともに一種の造語と認められるから、観念において類似するものではない。
してみれば、本願商標と引用商標は、外観、称呼及び観念のいずれにおいても類似する商標ということはできない。
したがって、本件商標は、商標法第4条第1項第11号に違反して登録されたものでないから、同法第43条の3第4項の規定に基づき、その登録を維持すべきものである。
よって、結論のとおり決定する。
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