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結論

勝訴(請求認容)

第3条第1項第3号「ゲームステーションの識別力」の商標審決・判断理由(審判番号:平成10年審判第15752号|拒絶査定取消・登録)

審判番号
平成10年審判第15752号
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)
争点(論点)
ゲームステーションの識別力
適用条文
第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判平成10年審判第15752号・不服)は、本件商標について、商標法第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「ゲームステーションの識別力」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「ゲームステーション」の片仮名文字を横書きしてなり、第42類に属する願書記載の役務を指定役務として、平成7年3月9日に登録出願されたものであるが、その後、指定役務については、平成9年10月14日付けの手続補正書によって、第41類「家庭用テレビゲームおもちゃの操作方法に関する知識の教授,パーソナルコンピューター用ゲームソフトの操作方法に関する知識の教授」と補正されたものである。

2 原査定の拒絶の理由

原査定は、「本願商標は、指定役務との関係において『遊び、娯楽、遊戯設備』等の意を表すものとして一般に知られる『ゲーム』と『所在、場所』等の意を表す『ステーション』を一連に『ゲームステーション』の文字を普通に用いられる方法で書してなるところ、テレビゲーム等の娯楽施設の提供に係る所を『○○ステーション』などのように称し、主に子供達を対象に操作方法や高得点を競うテレビゲーム大会のための指導・教授が行われている状況もあることから、全体として『テレビゲーム・パーソナルコンピューター等に関する操作方法の教授・提供の場所』等であることを看取させるものであるから、これを本願指定役務について使用するときは、単に役務の内容(質)・提供の場所を表示するにすぎない。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、前記のとおり「ゲームステーション」の文字を軽重の差なく一連一体に書してなるものであるから、該構成中の「ゲーム」の文字部分が「遊び、娯楽、遊戯施設」等の意を、また、「ステーション」文字部分が「所在、場所」等の意をそれぞれ表すとしても、これよりは、原審説示の如き特定の意味合いを看取することができないばかりでなく、本願指定役務の質・提供の場所等を直接的、かつ、具体的に表示するものとは認めれないところである。

そして、当審において調査したが、該構成文字が本願指定役務を取り扱う業界において、役務の質・提供の場所等を表示するものとして、取引上普通に使用されている事実を発見することができなかった。

そうすると、本願商標をその指定役務に使用しても、これに接する取引者、需要者は、役務の質・提供の場所等を表示したものとは認識し得ず、本願商標は、自他役務の識別標識としての機能を十分に果たし得るものと認められる。

したがって、本願商標が商標法第3条1項第3号に該当するとして、本願を拒絶した原査定は、取消しを免れない。

その他、本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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