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Trademark Appeal Case

不使用取消審判における使用の有無

本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。

基本情報

審判番号取消2002−30710(T2002−30710/J2)
審判種別取消
結論敗訴(請求棄却)

結論テキスト

本件審判の請求は、成り立たない。
審判費用は、請求人の負担とする。

理由テキスト

1 本件商標

本件登録第4209328号商標(以下「本件商標」という。)は、別掲のとおりの構成よりなり、第3類「せっけん類、香料類、化粧品、かつら装着用接着剤、つけまつ毛用接着剤、歯磨き、靴クリーム、靴墨、塗料用剥離剤」を指定商品として、平成9年1月8日に登録出願、平成10年11月13日に設定登録、現に有効に存続しているものである。

2 請求人の主張

請求人は、「本件商標の登録は、その指定商品中『せっけん類、香料類、かつら装着用接着剤、つけまつ毛用接着剤、歯磨き、靴クリーム、靴墨、塗料用剥離剤』について、これを取り消す、審判費用は被請求人の負担とする。」との審決を求めると申立て、その理由を以下のように述べている。

本件商標は上記の指定商品について、継続して3年以上日本国内において商標権者、専用使用権者又は通常使用権者のいずれも使用した事実が存しないから、商標法第50条第1項の規定により取り消されるべきものである。

3 被請求人の答弁

被請求人は、「結論同旨の審決を求める。審判費用は請求人の負担とする。」と答弁し、その理由を以下のように述べ、証拠方法として乙第1号証ないし乙第16号証を提出した。 被請求人は、遅くとも平成9年1月以降、自ら経営する稔雄工房の建物の1階から3階に設置されている着物、漆器類等の展示販売場現在に至るまで継続的に使用している。

ア 乙第1号証ないし第6号証は、本件商標を使用したにおい袋である、素材は表、裏地とも絹織物で、被請求人が考案した独自の色彩によって手染めされている。そして、表地には本件商標が織り込まれている。香りには、お香が使用されている。

イ 乙第7、8号証は、稔雄工房の展示販売場で、におい袋が販売されている状況を撮影したものである。

ウ 乙第1号証ないし8号証の撮影年月日は、平成14年8月9日、撮影者は被請求人である

エ 乙第9号証は、におい袋の使用説明書である。

オ 乙第10号証

米田縫製所の平成13年11月13日付被請求人宛納品書

カ 乙第11号証

米田縫製所の平成14年2月19日付被請求人宛納品書

被請求人は、におい袋の手縫いによる製造を尼崎市南七松町1−9−8米田縫製所に委託している。

キ 乙第12号証ないし16号証は、被請求人の平成13年11月15日、同年11月20日付、同年11月30日付、平成14年2月4日付、同年2月21日付、各顧客宛納品書で、被請求人は自ら経営する稔雄工房で、遅くとも平成9年1月以降、本件商標を使用したにおい袋を継続的に販売しているが、最近においても平成13年11月15日・10個、同年11月20日・30個、同年11月15日・10個、同年11月20日・30個、同年11月30日・5個、平成14年2月4日・20個、同年2月21日・5個を顧客に販売している。

上記の事実により明らかなように、本件商標は、本件審判請求登録(平成14年7月10日)前3年以内に日本国内で商標権者本人により指定商品中、「化粧品」を除く「せっけん類、香料類、かつら装着用接着剤、つけまつ毛用接着剤、歯磨き、靴クリーム、靴墨、塗料用剥離剤」の「香料類」について販売標として使用されているものであるから、商標法第50条1項の規定により取り消されるべきものではない。

4 当審の判断

被請求人の答弁並びに証拠として提出された乙各号証について総合して検討するに、乙第1号証には本件商標と社会通念上同一と認め得る商標が商品「におい袋」の包装用の箱に表示されており(乙第1号証)、そして、香料を入れる袋が商標権者の事務所宛に平成13年11月13日に納品されていることが納品書より分かり(乙第10号証)、また、商標権者が「におい袋」を平成13年11月15日に納品していることが納品書の控えより分かる(乙第12号証)。

してみると、本件商標と社会通念上同一と認め得る商標が、商標権者により、本件取消審判の請求登録前3年以内に日本国内において、その請求に係る指定商品中の「香料類」に含まれる商品「におい袋」に使用されている事実を確認し得る。

なお、請求人は、被請求人の答弁に対し、何ら弁駁していない。

したがって、本件商標の指定商品中請求に係る商品についての登録は、商標法第50条の規定により取り消すべき限りでない。

よって、結論のとおり審決する。

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