結論テキスト
本願商標は、登録すべきものとする。
Trademark Appeal Case
本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。
| 審判番号 | 不服2001−3801(T2001−3801/J1) |
|---|---|
| 審判種別 | 不服 |
| 結論 | 勝訴(請求認容) |
本願商標は、「ぺったら なんじゃら?」の文字を横書きしてなり、第30類「菓子及びパン」を指定商品として、平成11年12月2日に登録出願されたものである。
原査定は、本願商標は、下記のとおり、商標法第3条第1項第6号及び同法第4条第1項第11号に該当する旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。
(1)本願商標は、「ぺったら なんじゃら?」の文字を書してなるところ、これを一体のものとして把握すべき熟語的意味合いをみいだせないばかりでなく、その構成中の「ぺったら」の文字部分は、例えば、「ぺったらこい」が、「平ったい」等の意味を有する北海道の方言であることよりして、「平ったい」の意味を表す語と、また、「なんじゃら?」の文字部分は、「何ですか」の意味を表す問いかけ語と、それぞれ看取させるものであり、さらに、近時、本願指定商品との関係の深い食品業界において、商品の品質、形状の一として、「丸、角形、板、棒状等の各種の商品形状」をその特徴とする商品の製品化が著しいことを併せ考慮すれば、全体として「平ったい(形)のは、どの商品ですか」の意味合いを端的に表したと看取させるにすぎないものであるから、このようなものを出願人が本願指定商品に使用しても、これに接する取引者、需要者は、単に商品の品質、形状(イメージ)を表示する、販売促進用のキャッチフレーズの一類型であると理解するに止まり、何人かの業務に係る商品であることを認識することができないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第6号に該当する。
(2)本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとして引用した登録第4438575号商標(以下「引用商標」という。)は、「ナンジャら餅」の文字と「NAMJA−RAMOCHI」の欧文字を二段に横書きしてなり、平成11年9月24日に登録出願、第30類「もち菓子,もち」を指定商品として、同12年12月8日に設定登録されたものである。
(1)本願商標は、上記のとおりの構成よりなるところ、これより単に、原審説示のように「平ったい(形)のは、どの商品ですか」の意味合いを有する語として一般に知られ、親しまれているものとは認め難いものであり、また、職権により調査するも、本願の指定商品を取り扱う業界において、本願商標が原審説示の意味合いを表示するものとして普通に使用されている事実は発見できなかった。
してみれば、本願商標は、特定の意味合いを有しない一種の造語よりなるものとみるのが相当であるから、本願商標をその指定商品に使用しても、自他商品の識別標識としての機能を十分に果たし得るものであり、需要者が何人かの業務に係るものであるかを認識できないものということはできない。
したがって、本願商標が、商標法第3条第1項第6号に該当すると認定した原査定の拒絶の理由は、妥当でなく、その理由をもって、本願を拒絶すべきものとすることはできない。
(2)本願商標は、上記のとおりの構成よりなるところ、これを構成する「ぺったら」と「なんじゃら?」の各文字は、同書、同大に表されているものであり、一文字程度の間隔をもって書されているものの、視覚上一体的に看取し得るばかりでなく、「ペッタラナンジャラ」の称呼も格別冗長というべきものでなく、よどみなく一気一連に称呼できるものであり、他に構成中の「なんじゃら」の文字部分のみが独立して認識されるとみるべき特段の事情は見い出せない。また、観念についても、上記のとおり、特定の意味合いを有しない一種の造語よりなるものとみるのが相当である。
他方、引用商標は、上記の構成よりなるところ、これより「ナンジャラ」の称呼をも生じ、特定の意味合いを有しない造語を表示した商標とみるのが相当である。
そうとすれば、本願商標の「ペッタラナンジャラ」と、引用商標の「ナンジャラ」の称呼は、その構成音数が著しく異なるものであるから、それぞれ一連に称呼するも、称呼上、互いに相紛れるおそれのないものである。
さらに、本願商標と引用商標とは、外観上区別し得る差異を有するものであり、観念についても上記したとおりのものであるから比較することができない。
してみれば、本願商標と引用商標とは、その称呼、外観、観念のいずれの点においても非類似の商標といわざるを得ない。
したがって、本願商標が、商標法第4条第1項第11号に該当するとした原査定の拒絶の理由は、妥当でなく、取消しを免れない。
その他、本願について拒絶の理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
Next Action
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