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結論

勝訴(請求認容)

第4条第1項第11号「図形商標の類否と称呼」の商標審決・判断理由(審判番号:不服2001−14282(T2001−14282/J1)|拒絶査定取消・登録)

審判番号
不服2001−14282(T2001−14282/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)引用商標「被服,ガーター,靴下止め,ズボンつり,バンド,ベルト,履物,仮装用衣服,運動用…」
争点(論点)
図形商標の類否と称呼
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2001−14282(T2001−14282/J1)・不服)は、本件商標と引用商標「被服,ガーター,靴下止め,ズボンつり,バンド,ベルト,履物,仮装用衣服,運動用…」について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「図形商標の類否と称呼」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。類似する商標を出願する際は、本件の判断枠組みを踏まえて称呼・外観・観念や指定商品の重なりを事前に確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、後掲(1)に示したとおりの構成よりなり、第25類「被服,ガーター,靴下止め,ズボンつり,バンド,ベルト,履物,仮装用衣服,運動用特殊衣服,運動用特殊靴」を指定商品として、平成12年8月24日に登録出願されたものである。

2 引用商標

原査定において、本願商標の拒絶の理由に引用した登録第4387014号商標(以下「引用商標」という。)は、後掲(2)に示したとおりの構成よりなり、平成11年7月13日に登録出願、第25類「被服,ガーター,靴下止め,ズボンつり,バンド,ベルト,履物,仮装用衣服,運動用特殊衣服,運動用特殊靴」を指定商品として、同12年5月26日に設定登録されたものである。

3 当審の判断

本願商標と引用商標は、後掲に示すとおりの構成よりなるところ、両商標の図形部分は、いずれも全体が黒く塗りつぶされたシルエット状に描かれた犬の図形であるが、これが直ちに同じ犬又は同じ種類の犬を描いているものとはいい難いものである。

そして、本願商標は、全体に左方向を向き、口を開き、前足を開いて、耳と尾を後方にたなびかせて疾走する姿で表され、躍動的な犬の印象を看取し得るものといえる。

これに対し、引用商標は、左方向を向き、頭を上げ、口をつぼみ、耳が垂れ、しっぽが立ち、前足と後足をそれぞれ揃え、地に着いた姿で表され、静的な犬の印象を看取し得るものといえる。

そうしてみると、両商標は、いずれも全体が黒く塗りつぶされたシルエット状の犬を表しているとしても、前記のとおり異なった印象をそれぞれ看取され得ることから、これらの商標を時と所を異にして観察した場合であっても、外観上相紛れるおそれはないものとみるのが相当である。

また、本願商標は特定した称呼又は観念を生じるものとはいえず、引用商標は犬のシルエットの図形と「tender Puppy」の欧文字との結合商標であるから、その欧文字に相応して「テンダーパピー」の称呼を生じ、「優しい子犬」の観念を生じるものであるから、両商標は、称呼及び観念上比較できないものである。

してみれば、本願商標と引用商標とは、その外観、称呼及び観念のいずれの点においても非類似の商標といわざるを得ない。

したがって、本願商標が、商標法第4条第1項第11号に該当するものとする原査定は、妥当でなく、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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