Trademark Appeal Case
品質表示と識別力
本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。
基本情報
| 審判番号 | 平成9年審判第8443号 |
|---|---|
| 審判種別 | 不服 |
| 結論 | 敗訴(請求棄却) |
理由テキスト
1 本願商標
本願商標は、「ダンベルダイエット」の文字を書してなり第28類「遊戯用器具,ビリヤード用具,囲碁用具,将棋用具,さいころ,すごろく,ダイスカップ,ダイヤモンドゲーム,チェス用具,チェッカー用具,手品用具,ドミノ用具,マージャン用具,おもちや,人形,愛玩動物用おもちゃ,運動用具,スキーワックス,釣り具」を指定商品として、平成7年5月12日に商標登録出願され、指定商品については、その後同11年3月17日付け手続補正書で「ダンベル」に補正されたものである。
2 当審における拒絶理由
当審において『本願商標は、軽量のダンベルを使って体を動かし、エネルギーを適度に使うことで、やせる効果を生むといった意味・内容を表わした「ダンベルダイエット」の文字を普通に用いられる方法で書してなるものであるから、これを本願指定商品中の運動用具の「ダンベル」に使用しても、取引者・需要者には「ダイエット目的に使用するもの」と、理解されるにとどまり、単に商品の用途等品質を表示するにすぎないものと認められる。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、前記商品以外の運動用具に使用するときは、商品の誤認を生じさせるおそれがあるから、同第4条第1項第16号の規定に該当する。』との、新たな拒絶理由を通知した。
3 請求人の主張
これに対し請求人は、次のように意見を述べている。
本願商標「ダンベルダイエットに対し、「軽量のダンベルを使って体を動かし、エネルギーを適度に使うことで、やせる効果を生むといった意味・内容を表わしたに過ぎない。」との理由には到底承服できない。「ダンベルダイエット」なる商標は、いわゆる「造語」であって充分に自他商品識別力ありと確信する。
4 当審の判断
本願商標の「ダンベルダイエット」について職権により調査するに、たとえば、1993年11月14日付朝日新聞朝刊36頁日曜版には、「ダンベル・ダイエット法とかで妻は鉄アレイを仕入れて、盛んに上げ下げを始めた。」、1996年3月7日付日経流通新聞9頁には、「店内でダンベルダイエットの講習会などイベントも催す。」、1996年6月19日付日大阪読売新聞夕刊3頁には、「その結果は、まさにダンベル体操をやれば寝ながら楽してやせられる、というダンベルダイエット理論通りのものでした。」、1998年8月13日付日刊スポーツ新聞18頁には、「ダンベルダイエット運動してやせるダイエットの王道をいく。1日15分でOKという科学的根拠も人気の理由。NHKもダンベル体操として放送」と、いった記事が掲載されている。
これらの事実を総合すると、本願商標の「ダンベルダイエット」の文字は、「ダンベルを使って体を動かし、エネルギーを適度に使うことで、やせる方法」を表わす言葉として、既に広く一般に使用されているものと認められる。
そうとすれば、本願商標をその指定商品に使用するときは、前記「ダンベルダイエット」に使用するダンベルと理解し認識されるにとどまり、単に商品の品質を表示するものと判断すのが相当である。
したがって、本願商標は商標法第3条第1項第3号に該当するものとして、その出願を拒絶した原査定は、妥当であって取り消すべき限りでない。
よって、結論のとおり決定する。
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