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結論

勝訴(請求認容)

第4条第1項第11号「称呼の長短と類否」の商標審決・判断理由(審判番号:不服2000−16812(T2000−16812/J1)|拒絶査定取消・登録)

審判番号
不服2000−16812(T2000−16812/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)引用商標「セルマスター」
争点(論点)
称呼の長短と類否
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2000−16812(T2000−16812/J1)・不服)は、本件商標と引用商標「セルマスター」について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「称呼の長短と類否」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。類似する商標を出願する際は、本件の判断枠組みを踏まえて称呼・外観・観念や指定商品の重なりを事前に確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「ファインセルマスター」の片仮名文字を横書きしてなり、第1類「化学品,のり及び接着剤(事務用又は家庭用のものを除く。),原料プラスチック」を指定商品として、平成11年8月17日に登録出願されたものである。

2 引用商標

原査定において、本願商標の拒絶の理由に引用した登録第4291351号商標(以下「引用商標」という。)は、「セルマスター」の片仮名文字と「CELLMASTER」の欧文字を上下二段に横書きしてなり、平成10年5月27日に登録出願、第1類「化学品」を指定商品として、同11年7月9日に設定登録されたものである。

3 当審の判断

本願商標は、「ファインセルマスター」を片仮名文字を書してなるところ、前半の「ファイン」の文字と中間の「セル」の文字及び後半の「マスター」の文字は、外観上まとまりよく一体に構成され、観念上も、特に、軽重の差を見出すことはできないものである。また、これに相応してして生じる「ファインセルマスター」の称呼もよどみなく一気一連に称呼し得るものであり、他に構成中の「セルマスター」の文字部分のみが独立して認識されるとみるべき特段の事情は見出せない。

そうとすれば、本願商標は、その構成文字全体に相応して、「ファインセルマスター」の称呼のみを生じ、全体として特定の意味合いを有しない造語というのが相当である。

他方、引用商標は、上記2に示した構成よりなるところ、これに相応して、「セルマスター」の称呼を生じ、特定の意味合いを有しない造語と認められる。

そこで、本願商標より生じる「ファインセルマスター」の称呼と、引用商標より生じる「セルマスター」の称呼を比較するに、両称呼は、その構成音数が著しく異なるものであるから、互いに相紛れるおそれのないものである。

また、両商標は外観において、判然と区別し得る差異を有し、かつ、観念においても、上記のとおりであるから、比較することができない。

してみれば、本願商標と引用商標とは、その外観、称呼及び観念のいずれの点からみても非類似の商標といわざるを得ない。

したがって、本願商標を商標法第4条第1項第11号に該当するものとする原査定は、妥当でなく、取消しを免れない。

その他、本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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