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結論

敗訴(請求棄却)

商標「P」の図形商標の判読不能と称呼類似性(第4条第1項第11号|審判異議2002−90759(T2002−90759/J7))

審判番号
異議2002−90759(T2002−90759/J7)
審判種別
異議

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標「P」
争点(論点)
図形商標の判読不能と称呼類似性
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
第30類
最終結論
登録維持(敗訴(請求棄却))

この審決(審判異議2002−90759(T2002−90759/J7)・異議)は、本件商標「P」について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「図形商標の判読不能と称呼類似性」です。指定商品・役務は第30類に属します。特許庁は「登録第4588706号商標の商標登録を維持する」と判断しました(登録維持)。類似する商標を出願する際は、本件の判断枠組みを踏まえて称呼・外観・観念や指定商品の重なりを事前に確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

登録第4588706号商標の商標登録を維持する。

理由テキスト

1 本件商標

本件登録第4588706号商標(以下「本件商標」という。)は、別掲に示したとおりの構成よりなり、平成13年10月26日に登録出願、第30類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、平成14年7月26日に設定登録されたものである。

2 登録異議の申立ての理由

本件商標の指定商品中「菓子及びパン」については、本件商標は、登録異議申立人(以下「申立人」という。)の引用に係る、「POLO」の文字を横書きしてなり、昭和32年1月16日に登録出願、第43類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、昭和32年10月18日に設定登録された登録第509040号商標(以下「引用商標」という。)と「ポゴ」と「ポロ」の称呼において類似するものであり、その指定商品も同一又は類似のものである。したがって、本件商標は、商標法第4条第1項第11号に違反して登録されたものであるから、その登録は取り消されるべきである。

3 当審の判断

本件商標は、別掲に示したとおりの構成よりなるものであって、第1文字は「P」の文字よりなるということができる。しかしながら、第2文字及び第4文字に相当する部分は、黒色の円内に渦巻き状の白抜きの曲線が描かれているものである。また、第3文字に相当する部分は、上部の形状が「g」の文字の上半部を想起させるものの、その相当部を占める下方が螺旋状に表されているものでる。かかる構成よりすると、第2文字ないし第4文字に相当する部分は、これらを文字と捉えても、いかなる文字よりなるものか、その構成文字を特定することは困難なものであり、これを判読することは不能なものであるというべきである。

してみれば、本件商標は、全体の構成よりは特定の称呼、観念は生じないものといわなければならない。

そうとすれば、本件商標は、「POLO」の文字よりなる引用商標とは、称呼及び観念において類似するものではなく、それぞれの構成よりして、外観においても類似するものではない。

以上のとおり、本件商標は、引用商標と外観、称呼、観念のいずれよりみても類似するものではないから、商標法第4条第1項第第11号に違反して登録されたものではない。

したがって、本件商標は、同法第43条の3第4項の規定に基づき、その登録を維持すべきものである。

よって、結論のとおり決定する。

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