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結論

勝訴(請求認容)

第3条第1項第3号「「まぐろ一番」の識別力」の商標審決・判断理由(審判番号:平成10年審判第19190号|拒絶査定取消・登録)

審判番号
平成10年審判第19190号
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)
争点(論点)
「まぐろ一番」の識別力
適用条文
第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判平成10年審判第19190号・不服)は、本件商標について、商標法第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「「まぐろ一番」の識別力」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「まぐろ一番」の文字を横書きしてなり、第42類「日本料理を主とする飲食物の提供,西洋料理を主とする飲食物の提供,中華料理その他の東洋料理を主とする飲食物の提供,アルコール飲料を主とする飲食物の提供,茶・コーヒー・ココア・清涼飲料又は果実飲料を主とする飲食物の提供」を指定役務として、平成9年2月21日に登録出願されたものである。

2 原査定の拒絶の理由

原査定は、「本願商標は、マグロが一番おいしいというほどの意味合いを看取させる『まぐろ一番』の文字を普通に用いられる方法で書してなるものであるから、これを本願の指定役務に使用しても単に役務の質を表示するにすぎないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当する。」として、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、前記のとおり「まぐろ一番」の文字よりなるところ、これを「まぐろ」と「一番」の両語よりなるものとみても、全体として「マグロが一番」といった意味合いを暗示させる程度であって、具体的な役務の質を表すものとは言い得ないものであり、むしろ特定の意味合いを看取し得ない一種の造語よりなるものというのが相当である。

また、「まぐろ一番」の文字がその指定役務の質等を表示するものとして普通に使用されているという事実も見出すことができない。

してみれば、本願商標は、その指定役務のいずれの役務についても、役務の質を表示するものではなく、自他役務の識別標識としての機能を果たし得るものといわなければならない。

したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号の規定に該当するとして本願を拒絶した原査定は、妥当でなく、取消しを免れない。

その他、本願について拒絶すべき理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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