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結論

敗訴(請求棄却)

第4条第1項第11号「音の近似による称呼類似」の商標審決・判断理由(審判番号:不服2001−7341(T2001−7341/J1)|請求不成立)

審判番号
不服2001−7341(T2001−7341/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)引用商標「ミラスタチン」
争点(論点)
音の近似による称呼類似
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
請求不成立(敗訴(請求棄却))

この審決(審判不服2001−7341(T2001−7341/J1)・不服)は、本件商標と引用商標「ミラスタチン」について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「音の近似による称呼類似」です。特許庁は「本件審判の請求は、成り立たない」と判断しました(請求不成立)。類似する商標を出願する際は、本件の判断枠組みを踏まえて称呼・外観・観念や指定商品の重なりを事前に確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

本件審判の請求は、成り立たない。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「MELASTATIN」の欧文字を横書きしてなり、願書に記載のとおりの商品を指定商品として、平成11年10月20日に登録出願されたものであるが、その後、指定商品については、第5類「ガンの診断及び予後の見通しに使用するための診断用キット及び薬剤,ガン治療の効果を評価するための検査用キット及び薬剤,その他の薬剤 」と補正されたものである。

2 引用商標

原査定において、本願の拒絶の理由に引用した登録第2613609号商標(以下「引用商標」という。)は、「ミラスタチン」の片仮名文字を横書きしてなり、平成3年11月19日に登録出願、第1類「化学品、薬剤、医療補助品」を指定商品として同5年12月24日に設定登録され、現に有効に存続しているものである。

3 当審の判断

本願商標は、上記のとおり「MELASTATIN」の欧文字よりなるものであるから、これよりは「メラスタチン」の称呼を生ずるものというのが相当である。

他方、引用商標は、上記のとおり「ミラスタチン」の片仮名文字よりなるものであるから、これよりは「ミラスタチン」の称呼を生ずること明らかである。

そこで、本願商標より生ずる「メラスタチン」の称呼と、引用商標より生ずる「ミラスタチン」の称呼を比較するに、両称呼は、共に6音構成よりなり、語頭における「ミ」と「メ」の音以外の全ての音構成を同じくするものである。そして、この異なる「ミ」と「メ」の音にしても、子音(m)を共通にし、母音も、前者の母音(i)と後者の母音(e)は、近似の関係にあるため、音感が似たものとして聴覚されることから、両称呼をそれぞれを一連に称呼した場合には、全体の語感語調が近似し、これらを互いに聞き誤るおそれが少なくない。

さらに、本願商標と引用商標は、共に造語というべきものである。

してみれば、本願商標と引用商標とは、外観において差があり、観念において比較することができないものであっても、称呼において類似する商標といわなければならない。

また、本願商標の指定商品は、引用商標の指定商品中に含まれるものである。

したがって、本願商標と引用商標とが、称呼上類似するものとして、本願商標を商標法第4条第1項第11号に該当するとした原査定は妥当であって、取り消すことができない。

なお、請求人(出願人)は、平成13年5月7日提出の審判請求書において、「引用商標について不使用取消審判の請求又は譲渡の交渉をするものでる。なお、詳細な結果と理由は、追って補充する。」旨述べるのみで、その後、相当の期間を経過するも、何ら手続がなされていない。また、該取消審判請求の事実を確認することもできなかった。

そこで、これ以上、本件の審理を遅滞させるべき理由はないので、審理を行うこととした。

よって、結論のとおり審決する。

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