Trademark Appeal Case
称呼の類似性と要部抽出
本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。
基本情報
| 審判番号 | 不服2001−3278(T2001−3278/J1) |
|---|---|
| 審判種別 | 不服 |
| 結論 | 敗訴(請求棄却) |
理由テキスト
1 本願商標
本願商標は、「Chapman」の欧文字及び「チャップマン」の片仮名文字を上下二段に横書きしてなり、第28類「スケートボード,その他の運動用具」を指定商品として、平成11年12月3日に登録出願されたものである。
2 原査定の引用商標
原査定において、本願商標の拒絶の理由に引用した登録第4426990号商標(以下「引用商標」という。)は、「CHAPMAN SKATEBOARD」の欧文字を横書きしてなり、平成11年8月11日登録出願、第18類 「かばん類,袋物」,第25類「洋服,コート,セーター類,ワイシャツ類,下着,帽子,ベルト,運動靴」,第28類「スケートボード,その他のスケートボード用具」を指定商品として同12年10月27日に設定登録され、現に有効に存続しているものである。
3 当審の判断
本願商標は、その構成上記のとおりであって、該構成文字に相応して「チャップマン」の称呼を生ずるものと認められる。
他方、引用商標は、「CHAPMAN SKATEBOARD」の欧文字を左横書きに表してなるところ、その構成中、後半部の「SKATEBOARD」の文字は、商品「スケートボード」を表わす語であるから、その指定商品中、第28類「スケートボード,その他のスケートボード用具」との関係においては、自他商品識別標識としての機能を果たす部分は、前半部の「CHAPMAN」の文字にあるものと認められ、該文字より生ずる「チャップマン」の称呼をもって取引に資される場合も決して少なくないものと認められる。
してみれば、引用商標は、その構成文字全体に相応して「チャップマンスケートボード」の一連の称呼の外に、単に「チャップマン」の称呼をも生ずるものといわなければならない。
したがって、本願商標と引用商標とは「チャップマン」の称呼を共通にする類似の商標であり、かつ、本願商標の指定商品中には、引用商標の指定商品中第28類の指定商品と同一又は類似の商品が含まれていることから、本願商標を商標法第4条第1項第11号に該当するとしてその出願を拒絶した原査定は、妥当であって取り消すべき限りでない。
また、請求人は、第18類のかばん類等及び第25類の洋服,コート等の商品は、商標法第4条第1項第16号との関係において、登録を受けられるはずがない旨主張している。しかしながら、引用商標の指定商品中、第18類及び第25類の指定商品との関係においては、引用商標は一体不可分のものとみられるものであるから、商品の品質の誤認を生ずるおそれもないものであって、一連の称呼のみを生ずるものと認められる。
したがって、本願商標を商標法第4条第1項第11号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、妥当であって、取り消すことはできない。
よって、結論のとおり審決する。
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