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結論

勝訴(請求認容)

第4条第1項第11号「商標称呼の類似性判断」の商標審決・判断理由(審判番号:不服2001−23105(T2001−23105/J1)|拒絶査定取消・登録)

審判番号
不服2001−23105(T2001−23105/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)引用商標「EPICON」
争点(論点)
商標称呼の類似性判断
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2001−23105(T2001−23105/J1)・不服)は、本件商標と引用商標「EPICON」について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「商標称呼の類似性判断」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。類似する商標を出願する際は、本件の判断枠組みを踏まえて称呼・外観・観念や指定商品の重なりを事前に確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「ePICO」、「EPICO」及び「イーピコ」の各文字を三段に横書きしてなり、第9類及び第28類に属する願書記載の商品を指定商品として、平成12年3月8日に登録出願されたものである。

2 引用商標

原査定において、本願の拒絶の理由に引用した登録第3234164号商標(以下「引用商標」という。)は、「EPICON」の欧文字を横書きしてなり、平成5年12月1日登録出願、第9類に属する商標登録原簿記載の商品を指定商品として、同8年12月25日に設定登録されたものである。

3 当審の判断

本願商標は、前記のとおり、特定の意味を有しない造語と認められる「ePICO」、「EPICO」及び「イーピコ」の各文字を書してなるところ、一般に欧文字と片仮名文字とを併記した構成において、その片仮名文字部分が欧文字部分の称呼を特定すべき役割を果たすものと無理なく認識し得るときは、片仮名文字部分より生ずる称呼がその商標より生ずる自然の称呼とみるのが相当である。

これを本願商標についてみると、下段に表された「イーピコ」の片仮名文字部分は、「ePICO」及び「EPICO」の各欧文字部分から生ずる称呼を特定したものと無理なく認識し得るとみるのが自然であるから、本願商標は、その構成文字に相応して「イーピコ」の称呼のみを生ずると判断するのが相当である。

他方、引用商標は、前記のとおり「EPICON」の文字を書してなるところ、該文字は、特定の意味を有しない造語と認められるものである。

しかして、このような欧文字からなる商標にあっては、これに接する取引者・需要者は、我が国において最も親しまれた外国語である英語読みで称呼するとみられるところ、例えば、英語の「epic」を「エピック」、「epilogue」を「エピローグ」、「episode」を「エピソード」と発音する例に倣い、これからは、英語読み風に「エピコン」の称呼を生ずるというのが自然である。

そこで、本願商標から生ずる「イーピコ」の称呼と、引用商標から生ずる「エピコン」の称呼とを比較すると、この両称呼は、その音質、音感を著しく異にするものであるから、両称呼をそれぞれ一連に称呼しても、互いに相紛れるおそれはないと判断するのが相当である。

また、本願商標と引用商標の構成は前記のとおりであるから、外観においては相紛れるおそれはなく、さらに、本願商標と引用商標とは、それぞれ特定の意味を有しない造語よりなるものであるから、観念については、比較することができない。

してみれば、本願商標と引用商標とは、称呼、外観及び観念のいずれの点においても類似しない商標ということができる。

したがって、本願商標を商標法第4条第1項第11号に該当するとした原査定は妥当ではなく、取消しを免れない。

その他、本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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