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結論

勝訴(請求認容)

第4条第1項第11号「結合商標の要部認定」の商標審決・判断理由(審判番号:不服2001−10283(T2001−10283/J1)|拒絶査定取消・登録)

審判番号
不服2001−10283(T2001−10283/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)
争点(論点)
結合商標の要部認定
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2001−10283(T2001−10283/J1)・不服)は、本件商標について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「結合商標の要部認定」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。類似する商標を出願する際は、本件の判断枠組みを踏まえて称呼・外観・観念や指定商品の重なりを事前に確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「SAPPORO DOME HIROBA」の欧文字を横書きしてなり、第30類に属する願書記載のとおりの商品を指定商品として、平成12年3月23日に登録出願、その後、指定商品については、同13年3月26日付け及び同年6月28日付け手続補正書によって第30類「コーヒー及びココア,茶、菓子及びパン」と補正されたものである。

2 引用商標

原査定において本願の拒絶の理由に引用した登録第2590775号商標は、「広場」の文字を書してなり、平成3年5月15日に登録出願、第29類「茶、コーヒー、ココア、清涼飲料、果実飲料、氷」を指定商品として、同5年10月29日に設定登録されたものである。

同じく、登録第3267191号商標は、「ひろば」の文字を書してなり、平成6年6月27日に登録出願、第30類「菓子及びパン」を指定商品として、同9年3月12日に設定登録されたものである。

3 当審の判断

本願商標は、札幌市郊外に建造された全天候型多目的スタジアムの名称として知られた「札幌ドーム」の欧文字表記と理解される「SAPPORO DOME」の欧文字と、「広場」に通じる「HIROBA」の欧文字を結合して「SAPPORO DOME HIROBA」と書してなるものであるところ、「SAPPORO DOME」の文字が上記建造物の名称として著名な「札幌ドーム」の欧文字表記であること、並びに「HIROBA」の文字がごくありふれた日常語である「広場」の欧文字表記にすぎないことからすれば、識別標識としての機能を発揮するのは、むしろ、「SAPPORO DOME」の文字部分であると認められるから、本願商標に接した取引者、需要者が、あえて「SAPPORO DOME」の文字部分を捨象して、「HIROBA」の文字部分をもって取引に当たるものとは判断することができない。

しかして、本願商標は、上記のとおり、同書同大で一連に書してなるから、これを分断することなく、一体のものとみるのが自然であって、その構成文字全体に相応して「サッポロドームヒロバ」の称呼及び「札幌ドームの広場」の観念を生ずるものというのが相当である。

一方、引用各商標は、上記2の構成よりなり、その構成文字に相応して、いずれも「ヒロバ」の称呼及び「広場」の観念を生ずるものである。

してみれば、本願商標と引用各商標とは、称呼において構成音数、音構成が顕著に相違し、外観及び観念においても類似の商標とすべき事由は見出せない。

したがって、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとして本願を拒絶した原査定は妥当でなく、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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