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結論

勝訴(請求認容)

商標「海洋酵母エキス」の識別力(第3条第1項第3号|審判不服2002−2834(T2002−2834/J1))

審判番号
不服2002−2834(T2002−2834/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標「海洋酵母エキス」
争点(論点)
「海洋酵母エキス」の識別力
適用条文
第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2002−2834(T2002−2834/J1)・不服)は、本件商標「海洋酵母エキス」について、商標法第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「「海洋酵母エキス」の識別力」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「海洋酵母エキス」の文字を標準文字で表してなり、第30類「調味料」を指定商品として、平成13年1月15日に登録出願されたものである。

2 原査定の拒絶の理由の要点

原査定は、「本願商標は、海水や海藻から採取した酵母すなわち海洋酵母のエキスを用いた商品であることを認識させる『海洋酵母エキス』の文字を表してなるから、これを本願指定商品に使用するときは、単に商品の品質、原材料を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなる商標といえる。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、前記の構成よりなるところ、その構成中の「海洋」、「酵母」及び「エキス」の各文字について、それぞれが特定の意味を有する語句であることから、全体として原審説示のような意味合いが想起される場合があることは否定しないが、そもそも「海洋酵母」自体どのようなものを指すのか一般に定着した用語とは認められず、その具体的意味合いは必ずしも明らかとはいえないから、これに「抽出物、浸出物」を意味する「エキス」の文字を付加しても、その構成文字全体から具体的意味合いを特定することは困難といわなければならない。

してみれば、本願商標は、これより直ちに特定の意味合いを認識するものということはできない。

また、職権をもって調査するも、「海洋酵母エキス」の文字が本願の指定商品の品質、原材料等を表示するものとして、取引上普通に使用されている事実は発見することができなかった。

そうとすれば、本願商標は、その指定商品の品質、原材料等を表示する文字よりなるものとはいい難く、自他商品の識別標識としての機能を十分果たし得るものと判断するのが相当である。

したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号に該当するとして、本願を拒絶した原査定は妥当ではなく、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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