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結論

勝訴(請求認容)

第3条第1項第3号「結合商標の場所表示性」の商標審決・判断理由(審判番号:不服2002−23680(T2002−23680/J1)|拒絶査定取消・登録)

審判番号
不服2002−23680(T2002−23680/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)
争点(論点)
結合商標の場所表示性
適用条文
第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2002−23680(T2002−23680/J1)・不服)は、本件商標について、商標法第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「結合商標の場所表示性」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、別掲のとおりの構成よりなり、第29類、第30類及び第42類に属する願書記載の商品及び役務を指定商品及び指定役務として、平成13年7月12日に登録出願されたものであるが、その後、指定商品及び指定役務については、同14年12月9日付け手続補正書により、第42類「飲食物の提供」と補正されたものである。

2 原査定の拒絶の理由の要点

原査定は、「本願商標は、『黒豆茶庵』の文字を普通に用いられる方法で横書きしてなるところ、その構成中の『庵』の文字は、料理屋などの家の名に添える語で、飲食物を取り扱う業界において、食品を販売したり、飲食物を提供する店名によく使われているものであることよりすれば、本願商標の文字全体からは、『黒豆やお茶などの飲食物を販売したり、提供するところ・店』と理解するに止まり、これをその指定商品及び指定役務に使用しても、これに接する需要者・取引者は前記意味合いを認識するに止まり、単に商品の販売場所及び役務の提供の場所を表すにすぎないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、別掲のとおり「黒豆茶庵」の文字よりなるところ、その構成中、「黒豆」、「茶」の文字が、それぞれ「ダイズで、種子の皮の黒い一品種」、「ツバキ科の常緑低木。茶の嫩葉わかばを採取して製した飲料」の意味を表す語であり、また、「庵」の文字が「料理屋などの家の名に添える語」であるとしても、これらを一体的に結合した「黒豆茶庵」の文字が、原査定説示のように「黒豆やお茶などの飲食物を販売したり、提供するところ・店」の意をもって理解されるものとはいい難く、むしろ、全体として特定の意味合いを看取することのない一種の造語として認識・把握されるとみるのが相当である。

また、当審において職権をもって調査するも、本願の指定役務を取り扱う業界において、「黒豆茶庵」の文字が役務の提供の場所を表示するためのものとして、普通に使用されている事実を見出すことができなかった。

してみると、本願商標は、役務の提供の場所を表すものとして認識され得るものではなく、これをその指定役務に使用しても、自他役務の識別標識としての機能を十分果たし得るものである。

したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号に該当するとして、本願を拒絶した原査定は、妥当ではなく、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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