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結論

敗訴(請求棄却)

商標「SPEEDGEAR」のSPEEDGEARの品質表示性(第4条第1項第16号・第3条第1項第3号|審判不服2001−13122(T2001−13122/J1))

審判番号
不服2001−13122(T2001−13122/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標「SPEEDGEAR」
争点(論点)
SPEEDGEARの品質表示性
適用条文
第4条第1項第16号・第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
請求不成立(敗訴(請求棄却))

この審決(審判不服2001−13122(T2001−13122/J1)・不服)は、本件商標「SPEEDGEAR」について、商標法第4条第1項第16号・第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「SPEEDGEARの品質表示性」です。特許庁は「本件審判の請求は、成り立たない」と判断しました(請求不成立)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

本件審判の請求は、成り立たない。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「SPEEDGEAR」の欧文字を標準文字により書してなり、第12類に属する願書記載の商品を指定して、平成12年6月7日(パリ条約による優先権主張2000年1月20日 イタリア共和国)に登録出願され、その後、指定商品については、平成13年3月14日付の手続補正書により「自動車」と補正されているものである。

2 原査定の拒絶の理由

原査定は「本願商標は、『自動車等のマニュアルミッション用ギア』として、すでに使用されている『スピードギア』を認識させる『SPEEDGEAR』の文字を、普通に用いられる方法で書してなるにすぎないものであるから、これを本願指定商品中、前記商品に使用するときは、単に商品の品質を表示するにすぎないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、前記商品以外の商品に使用するときは、商品の品質の誤認を生じさせるおそれがあるから、商標法第4条第1項第16号に該当する。」として、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、「SPEEDGEAR」の欧文字よりなるところ、該文字は「変速装置、機械の速度を調節するギア(小学館ランダムハウス英和大辞典 (株)小学館)」の意味合いを有するものである。

そして、自動車関連業界の実情をみると、たとえば、(1)「メタルアート、MT用スピードギアで大岡技研を提訴」・・自動車のマニュアルトランスミッション用『ワンピーススピードギア』の特許を侵害したとして・(1997年7月3日付日刊工業新聞)、(2)「三菱重工、ハードギアフィニッシャー開発。熱処理後に歯車を研削」の見出しのもと、・・歯数34枚の乗用車用スピードギアを一分程度の実加工時間で仕上げられる。・・(1988年10月14日付日刊工業新聞)」のようの使用されている事実がある。

そうとすれば、「SPEEDGEAR」の文字よりなる本願商標を、その指定商品である「自動車」について使用した場合、これに接する需要者、取引者をして「変速用のギアを備えた自動車」であるということ、すなわち、商品の機能、品質を記述的に表示したものと理解するに止まり、自他商品識別の標識とは認識し得ないものというべきであり、かつ、前記商品以外の商品について使用するときは、商品の品質について誤認を生じさせるおそれがあるものといわなければならない。

してみれば、本願商標は、商標法第3条第1項第3号及び同第4条第1項第16号に該当し登録することはできない。

なお、請求人は、本願商標を盛大に使用し、出願人の商品を指称するものとして取引者、需要者に広く認識されている旨主張し、参考資料を提出しているが、提出された資料によっては前記主張を認めるに足りないから、これを採用することはできない。

よって、結論のとおり審決する。

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