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結論

勝訴(請求認容)

第4条第1項第11号「称呼類似性と語尾の音の差異」の商標審決・判断理由(審判番号:不服2002−12038(T2002−12038/J1)|拒絶査定取消・登録)

審判番号
不服2002−12038(T2002−12038/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)
争点(論点)
称呼類似性と語尾の音の差異
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2002−12038(T2002−12038/J1)・不服)は、本件商標について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「称呼類似性と語尾の音の差異」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。類似する商標を出願する際は、本件の判断枠組みを踏まえて称呼・外観・観念や指定商品の重なりを事前に確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、別掲のとおりの構成よりなり、第31類「とらふぐ」を指定商品として、平成13年2月23日に登録出願されたものである。

その後、指定商品については、同13年12月11日付け手続補正書により、第31類「とらふぐ(生きているものに限る。)」と補正されたものである。

2 引用商標

原査定において、本願商標の拒絶の理由に引用した登録商標は次のとおりである。

(1)登録第1670642号商標(以下「引用商標A」という。)は、別掲のとおりの構成よりなり、昭和53年6月15日登録出願、第32類「食用水産物」を指定商品として同59年3月22日に設定登録されたものである。

その後、指定商品については、平成16年3月11日付の書換登録の申請に基づき、同年5月12日に第29類「食用魚介類(生きているものを除く。)」、第31類「食用魚介類(生きているものに限る。),海藻類」とする書換登録がなされ、現に有効に存続しているものである。

(2)登録第1758292号商標(以下「引用商標B」という。)は、別掲のとおりの構成よりなり、昭和57年3月2日登録出願、第32類「食肉,卵,食用水産物,野菜,果実,加工食料品」を指定商品として同60年4月23日に設定登録され、現に有効に存続しているものである。

3 当審の判断

本願商標は、前記のとおりの構成よりなるところ、その構成中の「萬坊」、「砂とら」及び「砂かぶり、とらふぐ」の各文字は、それぞれの書体及び大きさを異にするものであり、構成上それぞれ独立して看取され、他にこれを常に一体不可分のものとしてみなければならない特段の事情も見当たらないものである。

そうすると、本願商標は、その構成中の「萬坊」の文字部分のみも独立して自他商品の識別機能を有するものといわなければならないから、該文字部分に相応し「マンボウ」の称呼を生ずるものであって、特定の観念を有しない造語よりなるものと認められる。

一方、引用商標A及びB(以下「各引用商標」という。)は、前記のとおりの構成よりなるところ、それぞれの構成文字に相応して「マンボ」の称呼及び「ラテン音楽の一つであるマンボ」の観念が生じるものである。

そこで、本願商標より生ずる「マンボウ」の称呼と各引用商標より生ずる「マンボ」の称呼を比較すると、両者は、「マンボ」の音を同じにするものの、語尾において「ウ」の音の有無に差異を有するところ、「マンボウ」が平坦に発音され明確に聴取されるのに対し、「マンボ」がラテン音楽の一つであるマンボの観念を有することと相俟って、「マ」の音にアクセントを置いて発音され、簡潔に終止する感じで聴取されるものであるから、この差異が、4音と3音という短い音構成よりなる両称呼に与える影響は大きいものとなり、それぞれを一連に称呼した場合には、語調語感が異なり、十分に聴別し得るものといわなければならない。

また、本願商標と各引用商標とは、外観においては、前記のとおりの構成よりなるものであるから、明らかに区別し得るものであり、観念についても、本願商標は特定の観念を生じない造語であり、各引用商標は、前記のとおりの観念が生じるものであるから、比較すべくもないものである。

そうすると、本願商標と各引用商標は、外観、称呼、観念のいずれの点よりみても、非類似の商標といわざるを得ない。

したがって、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとして、本願を拒絶した原査定は、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に、本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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