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結論

敗訴(請求棄却)

第4条第1項第11号「「ブ」と「プ」の称呼類似」の商標審決・判断理由(審判番号:不服2001−18930(T2001−18930/J1)|請求不成立)

審判番号
不服2001−18930(T2001−18930/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)引用商標「デプレ」
争点(論点)
「ブ」と「プ」の称呼類似
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
請求不成立(敗訴(請求棄却))

この審決(審判不服2001−18930(T2001−18930/J1)・不服)は、本件商標と引用商標「デプレ」について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「「ブ」と「プ」の称呼類似」です。特許庁は「本件審判の請求は、成り立たない」と判断しました(請求不成立)。類似する商標を出願する際は、本件の判断枠組みを踏まえて称呼・外観・観念や指定商品の重なりを事前に確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

本件審判の請求は、成り立たない。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「DEVURE」の文字(標準文字)よりなり、第5類「ワクチン類・その他の薬剤」を指定商品とし、2000年2月17日イギリス国においてした商標登録出願に基づきパリ条約第4条による優先権を主張して、平成12年8月15日に登録出願され、その後、指定商品については、同13年4月9日付け手続補正書により、「人体用ワクチン類」と補正されたものである。

2 引用商標

原査定において、本願の拒絶の理由に引用した登録第1723198号商標(以下「引用商標」という。)は、「デプレ」の文字よりなり、昭和57年3月30日に登録出願、第1類「化学品(他の類に属するものを除く)薬剤、医療補助品」を指定商品として、同59年10月31日に設定登録、その後、平成7年5月30日に商標権存続期間の更新登録がされ、現在、有効に存続するものである。

3 当審の判断

本願商標は、「DEVURE」の欧文字を書してなるところ、該文字は、特定の意味を有しない造語と認められるものであるから、これより、一般に親しまれたローマ字読み風に「デブレ」の称呼を生ずるとみるのが自然である。

一方、引用商標は、「デプレ」の文字を書してなるところ、該文字に相応して「デプレ」の称呼を生ずること明らかである。

そこで、本願商標より生ずる「デブレ」の称呼と、引用商標より生ずる「デプレ」の称呼を比較するに、共に3音より構成され、第1音「デ」と第3音「レ」を共通にするものであり、相違するのは第2音における「ブ」と「プ」の音の差異にすぎない。

しかして、「ブ」「プ」は共に両唇部で調音される破裂音で母音「u」を共通にし濁音と半濁音の近似した音質で、これが中間に位置することと相俟って、この差異が称呼全体に及ぼす影響は少ないものといえるから、それぞれを一連に称呼した場合には、彼此聴き誤るおそれがある類似の商標といわざるを得ない。

そうすると、本願商標と引用商標とは、外観が相違し、観念上比較することができないとしても、称呼において類似するものであって、かつ、その指定商品も同一又は類似のものである。

したがって、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとした原査定は、妥当であって、取り消すことはできない。

なお、請求人は、本願商標より「デヴレ」の称呼を生じ、引用商標の称呼との差異は「ヴ」と「プ」の音である旨主張するが、日本では、英語の「V」に相当する「ヴ」の音と「ブ」の音を発音上区別しないことが多く、このことは、「violin」を「バイオリン」と、「visitor」を「ビジター」と発音・表記する例をみても明らかであって、本願にあっては、「VU」の文字部分は「ブ」と読み、全体として「デブレ」の称呼を生ずるというのが相当であるから、請求人の該主張は採用できない。

よって、結論のとおり審決する。

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