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結論

勝訴(請求認容)

商標「やきとり」と「焼きとり番」の複合商標の称呼の要部抽出(第4条第1項第11号|審判不服2002−20453(T2002−20453/J1))

審判番号
不服2002−20453(T2002−20453/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標「やきとり」引用商標「焼きとり番」
争点(論点)
複合商標の称呼の要部抽出
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2002−20453(T2002−20453/J1)・不服)は、本件商標「やきとり」と引用商標「焼きとり番」について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「複合商標の称呼の要部抽出」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。類似する商標を出願する際は、本件の判断枠組みを踏まえて称呼・外観・観念や指定商品の重なりを事前に確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「やきとり」の文字を標準文字とし、第33類「日本酒,洋酒,果実酒,中国酒,薬味酒」を指定商品として、平成13年5月22日に登録出願されたものである。

2 原査定の拒絶の理由 原査定において、本願商標の拒絶の理由に引用した、登録第3316860号商標(以下「引用商標」という。)は、「焼きとり番」の文字と「YAKITORIVIN」の文字を上下二段に横書きしてなり、平成7年2月8日に登録出願 第33類「日本酒,洋酒,果実酒,中国酒,薬味酒」を指定商品として、平成9年5月30日に設定登録されたものである。

3 当審の判断

本願商標は、「やきとり」の文字よりなるものであるから、該文字に相応し、「ヤキトリ」(焼鳥)の称呼、観念を生ずるものである。

他方、引用商標は、「焼きとり番」と「YAKITORIVIN」の文字を上下二段に書してなるところ、「焼きとり番」の文字の下段に書された「YAKITORIVIN」の文字は、上段に書された「焼きとり番」の文字の読みを欧文字で表したものとしか認識、理解されないものというのが相当である。

そうして、「焼きとり番」と「YAKITORIVIN」の各構成文字は、外観上一体に構成され、該文字より生ずる「ヤキトリバン」の称呼も淀みなく一連に称呼し得るものであるから、一体不可分に構成された造語よりなるものとみるのが自然である。また、他に「焼きとり」「YAKITORI」の文字部分のみが独立して認識されるとみるべき特段の事情は見いだせない。

してみれば、引用商標は、「焼きとり番」「YAKITORIVIN」の文字に相応し「ヤキトリバン」の称呼のみを生ずるものであって、何らの観念を有しない語であるというべきである。

そうとすれば、引用商標より、「ヤキトリ」(やきとり)の称呼、観念を生ずるとし、そのうえで、両商標が称呼、観念において類似するものとして、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとした原査定は、取り消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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