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結論

勝訴(請求認容)

商標「海の深層水 山海の恵み」の結合商標の識別力(第3条第1項第3号|審判不服2002−18611(T2002−18611/J1))

審判番号
不服2002−18611(T2002−18611/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標「海の深層水 山海の恵み」
争点(論点)
結合商標の識別力
適用条文
第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2002−18611(T2002−18611/J1)・不服)は、本件商標「海の深層水 山海の恵み」について、商標法第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「結合商標の識別力」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「海の深層水 山海の恵み」の文字を標準文字で表してなり、第29類に属する願書記載のとおりの商品を指定商品として、平成13年11月8日に登録出願、その後、指定商品については、原審における同14年8月7日、当審における同年9月26日及び同16年10月1日付け手続補正書により、第29類「海洋深層水を用いた豆乳」に補正されたものである。

2 原査定の拒絶の理由(要旨)

原査定は、「本願商標は、豊富なミネラル成分の含有や清浄性等から、近時、各種食品に使用されている『海洋深層水』の意味合いを理解させる『海の深層水』の語と、海産物や農産品の品質誇称表示として親しまれている『山海の恵み』の文字とを結合させ、普通に用いられる方法で表してなり、全体として『海洋深層水を含む海産物と農産物を用いた商品』といった意味合いを想起させるものであるから、これを海洋深層水を用いた商品に使用しても、これに接する者をして、その商品の内容、原材料が上記意味合いに照応するものであるといった意味合いを理解させるにとどまり、商品の品質を表示するものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、「海の深層水 山海の恵み」の文字を標準文字で表してなるところ、構成中の「海の深層水」の文字部分が、「海洋深層水」を理解させるものであるとしても、「山海の恵み」の文字(語)は、極めて漠然としたものであって、これが直ちに特定の商品の品質を誇称するものであると認識、理解されるということはできないものである。

また、当審において、職権をもって調査したが、「山海の恵み」の文字が、本願の指定商品を取り扱う業界において、商品の品質を誇称するものとして、普通に使用されている事実を見出すことができなかった。

してみると、本願商標は、これをその指定商品に使用しても、自他商品の識別標識としての機能を果たし得るものというのが相当である。

したがって、本願商標を商標法第3条第1項第3号に該当するとして、本願を拒絶した原査定は妥当でなく、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶をすべき理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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