Trademark Appeal Case
称呼・外観の微差類似
本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。
基本情報
| 審判番号 | 異議2003−90729(T2003−90729/J7) |
|---|---|
| 審判種別 | 異議 |
| 結論 | 勝訴(請求認容) |
理由テキスト
1 本件商標
本件登録第4699505号商標(以下「本件商標」という。)は、平成15年2月13日登録出願され、「Power Nav」の文字を標準文字で表してなり、第9類「測定機械器具,電気通信機械器具,電子応用機械器具及びその部品」を指定商品として、同15年8月8日に設定登録されたものである。
2 登録異議の申立て理由要旨
本件商標は、登録第4270855号商標と類似するものであり、かつ、同一又は類似する商品を指定商品とするものであるから、商標法第4条第1項第11号に違反して登録されたものである。
3 本件商標に対する取消理由の要旨
当審のおける平成16年5月20日付け取消理由の通知は、下記のとおりである。
記
本件登録第4699505号商標(以下「本件商標」という。)は、平成15年2月13日に登録出願され、「Power Nav」の文字を標準文字とし、第9類「測定機械器具、電気通信機械器具、電子応用機械器具及びその部品」を指定商品として、平成15年8月8日に設定登録されたものであるところ、登録異議申立人が引用する登録第4270855号商標(以下「引用商標」という。)は、平成10年2月2日に登録出願され、「POWER NAVI」の文字を標準文字とし、第9類「電気通信機械器具、電子応用機械器具」を指定商品として、平成11年5月7日に設定登録されたものである。
そこで、本件商標と引用商標を比較すると、本件商標は、その構成文字に相応して「パワーナブ」の称呼を生ずると認められるものであり、他方、引用商標は、その構成文字に相応して「パワーナビ」の称呼を生ずるものである。
しかして、本件商標と引用商標は、外観においては大文字と小文字の差異(「P」と「N」は共に大文字)と末尾に「I」があるか否かの微差にすぎないから類似するものであり、また、称呼上も共に5音からなり、比較的聴別し難い語尾音において、両唇を合わせて破裂させる有声子音「b」に母音「u」及び「i」をそれぞれ結合した近似する同行音「ブ」と「ビ」の微差にすぎないから、それぞれを一連に称呼した場合には、かれこれ相紛れるおそれのある類似の商標と認められるものである。そして、本件商標の指定商品中、「電気通信機械器具、電子応用機械器具及びその部品」と引用商標の指定商品は同一又は類似の商品と認められるものである。
したがって、本件商標は、その指定商品中、「電気通信機械器具、電子応用機械器具及びその部品」については、商標法第4条第1項第11号に違反して登録されたものといわなければならない。
4 当審の判断
当合議体は、上記3の取消理由を通知し、期間を指定して意見書を提出する機会を与えたが、商標権者からは何らの応答もない。そして、前記取消理由は妥当なものと認められるので、本件商標の登録は、この理由をもって商標法第43条の3第2項の規定により取り消すべきものである。
よって、結論のとおり決定する。
Next Action
次の一手につながるサービス
類似審決の追加調査から中間応答、新規出願の費用確認まで、この審決を起点に次のアクションへ進めます。