Trademark Appeal Case
近似音による称呼類似
本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。
基本情報
| 審判番号 | 平成10年審判第14058号 |
|---|---|
| 審判種別 | 不服 |
| 結論 | 敗訴(請求棄却) |
理由テキスト
1 本願商標
本願商標は、「FLOCIDE」の欧文字を横書してなり、第5類「殺生物剤、その他の薬剤」を指定商品として、平成6年3月22日に登録出願されたものである。
2 原査定が拒絶の理由に引用した登録商標
これに対し、原査定において、本願商標の拒絶の理由に引用した登録第443050号商標(以下、「引用A商標」という。)は、「フレサイド」の片仮名文字と「FURECIDE」の欧文字とを二段に横書きしてなり、第1類「化学品、薬剤及び医療補助品」を指定商品としてなり、昭和28年2月25日に登録出願、同29年3月31日に設定登録がなされているものであるが、その後、3回に亘り商標権存続期間の更新登録がなされ、現に有効に存続しているものである。同じく、登録第1402231号商標(以下、「引用B商標」という。)は、「FLECIDE」の欧文字を横書きしてなり、第1類「化学品(他の類に属するものを除く)薬剤、医療補助品」を指定商品としてなり、昭和50年6月10日に登録出願、同54年12月27日に設定登録がなされているものであるが、その後、平成2年9月20日に商標権存続期間の更新登録がなされ、現に有効に存続しているものである。同じく、登録第1760562号商標(以下、「引用C商標」という。)は、「フロンサイド」の片仮名文字を横書きしてなり、第1類「化学品(他の類に属するものを除く)薬剤、医療補助品」を指定商品としてなり、昭和57年11月19日に登録出願、同60年4月23日に設定登録がなされているものであるが、その後、平成8年1月30日に商標権存続期間の更新登録がなされ、現に有効に存続しているものである。
3 当審の判断
そこでまず、本願商標と引用A、B商標との類否を判断するに、本願商標と引用A、B商標は、それぞれ上記したとおりの構成よりなるものであるから、それぞれの構成に照らし、前者よりは「フロサイド」の称呼を、また、後者よりはいずれも「フレサイド」の称呼を生ずるものとみるのが相当である。
そして、本願商標より生ずる「フロサイド」の称呼と引用A、B商標より生ずる「フレサイド」の称呼とは、共に5音構成よりなり、第2音目において「ロ」と「レ」の差異を有するものである。
しかしながら、該差異音「ロ」と「レ」は、共に50音図のラ行に属する近似音であり、かっ、これらが比較的聴別し難い中間音での差異でしかないために、それぞれを一連に称呼した場合には、全体の語調、語感が極めて近似し、これらを互いに聴き誤る場合が少なくない。
してみれば、本願商標と引用A、B商標とは、外観及び観念が相違するとしても、全体の称呼において類似する商標であり、かつ、その指定商品も同一又は類似のものであるから、商標法第4条第1項第11号に該当し、これを登録をすることができない。
よって、結論のとおり審決する。
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