Trademark Appeal Case
防護標章の著名性立証
本データベースは、特許庁の審決例をAIで解析・要約したものです。拒絶理由通知に対する意見書作成や、審判請求書等の作成時の参考としてお役立てください。
基本情報
| 審判番号 | 平成11年審判第2899号 |
|---|---|
| 審判種別 | 不服 |
| 結論 | 敗訴(請求棄却) |
理由テキスト
1 本願標章
本願標章は、別紙に表示したとおりの構成よりなり、第28類「遊戯用器具,ビリヤード用具,囲碁用具,将棋用具,さいころ,すごろく,ダイスカップ,ダイヤモンドゲーム,チェス用具,チェッカー用具,手品用具,ドミノ用具,マージャン用具,おもちゃ,人形,愛玩動物用おもちゃ,運動用具,スキーワックス,釣り具」を指定商品とし、登録第875097号商標(以下「本件登録商標」という。)の防護標章として平成9年3月26日に登録出願されたものである。
2 原査定の理由
原査定は、「本件登録商標は、他人がこれを本願指定商品に使用しても商品の出所について混同を生じさせる程に需要者間に広く認識されているものとは認められない。したがって、本願標章は、商標法第64条の要件を具備しない。」として本願を拒絶したものである。
3 当審の判断
本願標章が本件登録商標と同一の構成よりなるものであること、本件登録商標が請求人の所有に係るものであり、第3類「顔料、その他本類に属する商品」を指定商品とするものであって、現に存続していることは、商標原簿、商標公報の記載に徴し、これを認めることができる。
次に、請求人が本件登録商標の著名性を立証するために原審において提出した証拠甲第2号証乃至甲第9号証(枝番含む)によれば、その証拠の多くは「ディックセーフ」「ディックドライ」「『DIC』を図案化したものと『ディック』とを結合したもの」等、他の商標に関するものと認められる。
そして、本件登録商標の「ディック」の使用と認められる部分は少ないものである。
そうとすれば、提出している証拠により、本件登録商標が、請求人に永年使用された結果、請求人の業務に係る商品を表す商標として需要者の間に広く知られていたものとは認め難い。
してみれば、本願標章を他人が本願指定商品について使用しても、請求人の業務に係る商品であるかのごとく、商品の出所について混同を生ずるおそれがあるものとは認められない。
したがって、本願標章は、商標法第64条に規定する要件を具備しないものであるから、同様の趣旨により、本願を拒絶した原査定は取り消すべき限りでない。
よって、結論のとおり審決する。
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