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結論

敗訴(請求棄却)

第4条第1項第11号「清濁音の称呼類似性」の商標審決・判断理由(審判番号:不服2002−23109(T2002−23109/J1)|請求不成立)

審判番号
不服2002−23109(T2002−23109/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)引用商標「麻酔技術に関する印刷物」
争点(論点)
清濁音の称呼類似性
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
請求不成立(敗訴(請求棄却))

この審決(審判不服2002−23109(T2002−23109/J1)・不服)は、本件商標と引用商標「麻酔技術に関する印刷物」について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「清濁音の称呼類似性」です。特許庁は「本件審判の請求は、成り立たない」と判断しました(請求不成立)。類似する商標を出願する際は、本件の判断枠組みを踏まえて称呼・外観・観念や指定商品の重なりを事前に確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

本件審判の請求は、成り立たない。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「BIZPLUS」の欧文字と「ビズプラス」の片仮名文字を二段に横書きしてなり、第16類「印刷物」を指定商品として、平成13年10月2日に登録出願されたものである。

2 引用商標

原査定において、本願の拒絶の理由に引用した登録第4438042号商標(以下「引用商標」という。)は、別掲のとおりの構成よりなり、平成11年11月2日(パリ条約による優先権主張 1999年5月24日 アメリカ合衆国)登録出願、第16類「麻酔技術に関する印刷物」を指定商品として、平成12年12月8日に設定登録されたものである。

3 当審の判断

本願商標は、上記のとおり「BIZPLUS」の欧文字と「ビズプラス」の片仮名文字よりなるものであるから、その構成文字に相応して、「ビズプラス」の称呼が生じること明らかである。

他方、引用商標は、別掲のとおり二重に構成された円の中に、「BiS(ただし「i」の文字は「B」及び「S」の文字と同一の大きさで表してなる。)」の文字と、「S」の文字に一部重合して「plus」の文字を右上方に向かうように筆記体で表し、「BiS」の文字の上から右側方に楕円の軌跡を配してなるところ、これを構成する図形部分と文字部分とを常に一体不可分のものとして把握しなければならない格別の事情を見出し難いものであるから、これに接する取引者、需要者は円内にまとまりよく表された「BiS」と「plus」の各文字よりなる部分に着目し、その構成文字全体から生ずる称呼をもって取引に資する場合も少なくないものとみるのが相当である。

そうとすれば、引用商標は、その構成文字全体に相応し「ビスプラス」の称呼が生ずるものである。

そこで、本願商標より生ずる「ビズプラス」の称呼と引用商標より生ずる「ビスプラス」の称呼とを比較すると、両称呼は、共に5音からなり、第2音において「ズ」と「ス」の音の差異があるのみで、他の配列音をすべて同じくするものである。

しかして、相違する「ズ」と「ス」の音にしても、母音[u]を共通にする音節からなる清音と濁音の微差にすぎず、かつ、該差異音の前後に位置する音「ビ」及び「プ」の音が、共に両唇を合わせて発する破裂音であって、強く発音されることと相俟って、相対的に前記差異音の響きが弱められる結果、その違いが常に明瞭であるとはいい難いものである。

そうとすれば、この差異が両称呼の全体に及ぼす影響は決して大きいということはできないから、それぞれを一連に称呼するときには、全体の語感、語調が極めて近似したものとなり、彼此聴き誤るおそれがあるものといわなければならない。

してみれば、本願商標と引用商標とは、外観において相違し、観念上比較すべくもないとしても、その称呼において類似する商標であり、かつ、本願商標の指定商品は、引用商標の指定商品と同一又は類似するものである。

したがって、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、妥当であって取り消すべき限りでない。

よって、結論のとおり審決する。

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