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結論

勝訴(請求認容)

第3条第1項第6号「造語性と識別力」の商標審決・判断理由(審判番号:不服2003−1765(T2003−1765/J1)|拒絶査定取消・登録)

審判番号
不服2003−1765(T2003−1765/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)
争点(論点)
造語性と識別力
適用条文
第3条第1項第6号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2003−1765(T2003−1765/J1)・不服)は、本件商標について、商標法第3条第1項第6号への該当性が争われた事例です。主な争点は「造語性と識別力」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「THINK,DRAW,RUN,SCALE,SUCCEED」の欧文字を横書きしてなり、願書に記載した第9類に属する商品を指定して平成14年1月4日(パリ条約による優先権主張 2001年7月3日 アメリカ合衆国)に登録出願されたものである。

そして、指定商品については、平成14年1月21日付け手続補正書及び同年9月26日付け手続補正書により、最終的に「データウエアハウジング・バッチ処理・クリックストリーム処理・データ管理・データ変換及び分析用の電子計算機用プログラム」と補正されたものである。

2 原査定の拒絶の理由の要点

原査定は、「本願商標は、『THINK,DRAW,RUN,SCALE,SUCCEED』と表してなるものであり、該構成文字は、それぞれ順に『考え』,『描き』,『走り』,『測り』.『成功する』等の意味を有する語として一般に知られ親しまれているものであり、このようなものを本願の指定商品について使用した場合、これに接する者は、例えば、『考えて,(画像)を描き,(指示通り)走り(走査され),(適切に、必要なライン)測り,(そして画像が完成)成功するプログラム・同プログラムを内蔵したコンピュータ』程度の意味合いを把握、理解し、商品の品質、機能、あるいは、使用方法を羅列したものと認識するに止まり、自他商品の識別標識としての機能を果たさないものである。したがって、本願商標は、その指定商品について使用した場合、何人の業務に係るものであるかを認識できないものというべきであるから、商標法第3条第1項第6号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、前記のとおり「THINK,DRAW,RUN,SCALE,SUCCEED」の文字を書してなるところ、「考える、線を引く、走る、はかる、成功する」等の意味合いを表す英語に通じるとしても、該文字から原査定のごとき意味合いを看取し得るものとは言い難く、また、当審において調査したが「THINK,DRAW,RUN,SCALE,SUCCEED」の文字がその指定商品を取り扱う業界において、「商品の品質、機能、使用方法」等を表示するものとして普通に使用されている事実は見いだせなかった。

そうとすれば、本願商標は、一体的に把握される一種の造語であると認識されるとみるのが相当である。

してみれば、本願商標をその指定商品に使用しても、需要者が何人かの業務に係る商品であることを認識することができない商標ということはできないものである。

したがって、本願商標が商標法第3条第1項第6号に該当するとした原査定の理由は妥当ではなく、その理由をもって本願を拒絶すべきものとすることはできない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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