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結論

勝訴(請求認容)

第4条第1項第11号「結合商標の要部認定」の商標審決・判断理由(審判番号:不服2003−17654(T2003−17654/J1)|拒絶査定取消・登録)

審判番号
不服2003−17654(T2003−17654/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)引用商標「GT−R Concept」
争点(論点)
結合商標の要部認定
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2003−17654(T2003−17654/J1)・不服)は、本件商標と引用商標「GT−R Concept」について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「結合商標の要部認定」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。類似する商標を出願する際は、本件の判断枠組みを踏まえて称呼・外観・観念や指定商品の重なりを事前に確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「コンセプト」及び「CONCEPT」の文字を二段に書してなり、第12類「乳母車,人力車,そり,手押し車,荷車,リヤカー,馬車」を指定商品として、平成14年7月9日に登録出願されたものである。

2 引用商標

原査定において、本願の拒絶の理由に引用した登録第4620874号商標(以下「引用商標」という。)は、「GT−R Concept」の文字を書してなり、平成13年6月21日に登録出願、第12類「船舶並びにその部品及び附属品(「エアクッション艇」を除く。),エアクッション艇,航空機並びにその部品及び附属品,鉄道車両並びにその部品及び附属品,自動車並びにその部品及び附属品,二輪自動車・自転車並びにそれらの部品及び附属品,乳母車,人力車,そり,手押し車,荷車,馬車,リヤカー,荷役用索道,カーダンパー,カープッシャー,カープラー,牽引車,タイヤ又はチューブの修繕用ゴムはり付け片,乗物用盗難警報器,落下傘」を指定商品として、同14年11月15日に設定登録されたものである。

3 当審の判断

本願商標は、前記のとおり「コンセプト」「CONCEPT」の文字よりなるところ、該文字は、「概念,企画・広告などで、全体を貫く統一的な視点や考え方」の意味をもって親しまれた英語とその読みを表したものと理解され、その構成文字に相応して「コンセプト」の称呼を生じるものと認められる。

他方、引用商標は、前記のとおり「GT−R Concept」の文字よりなるところ、構成中の「GT−R」の文字部分は、引用商標の権利者(日産自動車株式会社)が所有する登録商標「GTR」に近似し、いわゆるスポーツカーではなく一定の台数以上市販されていることを条件としたツーリングカーレースで戦うことを目的として開発された上記社の製造販売に係る自動車「スカイライン」の車種名として、上記権利者が1960年代から継続的に使用し、好評を博してきたものに相通ずるものである。これに対し、「Concept」の文字部分は、上記した意味の日常語の一を表したものとして理解されるにとどまるものであって、比較的印象の弱い語といえる。

してみれば、引用商標の構成中自他商品の識別標識として強く支配的な印象を受けるのは「GT−R」の文字部分であるといわざるを得ないから、これに接する取引者、需要者が「GT−R」の文字部分を捨象して「Concept」の文字部分をもって取引に当たるものとは認めがたい。

そうとすれば、引用商標から生ずる称呼は、「GT−R」の文字と「Concept」の文字に相応した「ジーティーアールコンセプト」の称呼、及び「GT−R」の文字部分に相応した「ジーティーアール」の称呼に限られるといわなければならない。

したがって、引用商標から、単に「コンセプト」の称呼をも生ずるとし、その上で、両商標が称呼において類似するものとして、本願商標を商標法第4条第1項第11号に該当するとした原査定は、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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