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結論

勝訴(請求認容)

第3条第1項第3号「ヨモギと食肉の識別力」の商標審決・判断理由(審判番号:不服2003−3866(T2003−3866/J1)|拒絶査定取消・登録)

審判番号
不服2003−3866(T2003−3866/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)
争点(論点)
ヨモギと食肉の識別力
適用条文
第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2003−3866(T2003−3866/J1)・不服)は、本件商標について、商標法第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「ヨモギと食肉の識別力」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「ヨモギ」の片仮名文字を横書きしてなり、第29類に属する願書記載のとおりの商品を指定商品として、平成13年2月1日に登録出願、その後、指定商品については、平成13年12月5日付け手続補正書により「食肉」と補正されたものである。

2 原査定の拒絶の理由

「本願商標は、キク科の多年草『蓬』を認識する『ヨモギ』の文字を普通に用いられる方法で書してなるところ、最近、ヨモギが添加された飼料を供給することにより、食肉の質・味・安全性を確保していることが認められているものであるから、これをその指定商品に使用するときは、単に『ヨモギを食べさせた食肉』の意味合いの商品の品質を表示するにすぎず、自他商品の識別標識としての機能を有しないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、「ヨモギ」の文字を書してなるところ、該文字は、食品分野においては、キク科の多年草である「蓬」を容易に理解させるものであって、香りに特徴があることから、食品の風味付けのために幅広く利用されているものであるとしても、本願商標の指定商品である「食肉」との関係においては、該文字が、直ちに商品の品質を表示するものとして取引者、需要者に認識されているとは言い難く、さらに、当審において職権をもって調査するも、「ヨモギ」の文字が、本願商標の指定商品を取扱う業界において、取引上、商品の品質を具体的に表示するものとして普通に使用されていると認め得る事実も見出せなかった。

そうであるならば、本願商標は、その指定商品との関係においては、これをその指定商品のいずれに使用しても、自他商品の識別標識として機能を果たし得るものと判断するのが相当である。

したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、妥当ではなく、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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