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結論

勝訴(請求認容)

第4条第1項第11号「造語称呼の要部抽出」の商標審決・判断理由(審判番号:不服2003−19153(T2003−19153/J1)|拒絶査定取消・登録)

審判番号
不服2003−19153(T2003−19153/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)引用商標「e−GRAM」
争点(論点)
造語称呼の要部抽出
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2003−19153(T2003−19153/J1)・不服)は、本件商標と引用商標「e−GRAM」について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「造語称呼の要部抽出」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。類似する商標を出願する際は、本件の判断枠組みを踏まえて称呼・外観・観念や指定商品の重なりを事前に確認することが重要です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「ディーグラム」及び「D−GRAM」の文字を二段に書してなり、第35類及び第42類に属する願書記載のとおりの役務を指定役務として、平成14年9月3日に登録出願されたものである。

そして、願書記載の指定役務については、原審における平成15年7月7日受付及び当審における同17年4月25日受付の手続補正書により、第35類「広告の企画,商品展示会の企画,プロモーションビデオの制作,広告文の作成,ショーウインドーの装飾,市場調査,市場情報の提供」及び第42類「広告宣伝物のデザインの考案,企業・公共団体のイメージ統一化とイメージアップの為のイメージカラー等のデザインの考案,家庭用・工業用電気製品・楽器等の商品の設計及びそのデザインの考案,カタログ・ポスター・シンボルマークのデザインの考案」と補正されたものである。

2 引用商標

原査定において、本願の拒絶の理由に引用した登録第4683166号商標(平成13年9月5日に登録出願、同15年6月20日に設定登録、以下「引用商標」という。)は、「e−GRAM」及び「イーグラム」の文字を二段に書してなり、その指定役務は商標登録原簿記載のとおりである。

3 当審の判断

本願商標は、前記のとおりの構成よりなるところ、下段の欧文字部分については、同じ書体、同じ大きさで表された「D」と「GRAM」の各文字をハイフンで結合して外観上まとまりよく表され、上段の「ディーグラム」の文字が、その欧文字部分の称呼を特定すべき役割を果たすものと無理なく認識し得るものであり、その構成文字全体より生ずる「ディーグラム」の称呼も格別冗長というべきものでなく、よどみなく一連に称呼できるものである。

そして、たとえ、構成中の「D」の文字が、役務の等級、内容等表示するための記号、符号として類型的に使用されるものであるとしても、かかる構成においては、これに接する需要者が、該文字をそのような記号、符号として認識し、構成中の「グラム」及び「GRAM」の文字部分のみを捉えて取引に資するとはいい難く、むしろ、その構成文字全体をもって一体不可分の造語として認識し、把握するとみるのが自然であり、他に構成中の「グラム」の文字部分のみが独立して認識されるとみるべき特段の事情は見いだせない。

そうとすれば、本願商標は、その構成文字全体に相応して、「ディーグラム」の称呼のみを生ずるとするのが相当である。

他方、引用商標は、前記のとおりの構成よりなるところ、上段の欧文字部分については、各構成文字をハイフンで結合して外観上まとまりよく表され、下段の片仮名文字が、その欧文字部分の称呼を特定すべき役割を果たすものと無理なく認識し得るものであり、その構成文字全体より生ずる「イーグラム」の称呼も、よどみなく一連に称呼できるものである。

そして、本願商標と同様に、特定の観念を有しない不可分一体に表された一種の造語よりなるものと判断するのが相当であるから、引用商標は、その構成文字全体に相応して、「イーグラム」の称呼のみを生ずるとするのが相当である。

してみれば、本願商標及び引用商標より「グラム」の称呼が生ずるとし、その上で、両商標が称呼上類似するものとして、本願商標を商標法第4条第1項第11号に該当するとした原査定は、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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