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結論

勝訴(請求認容)

第4条第1項第11号「短い称呼の語頭差異の識別力」の商標審決・判断理由(審判番号:不服2003−14096(T2003−14096/J1)|拒絶査定取消・登録)

審判番号
不服2003−14096(T2003−14096/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)引用商標「コンモク」
争点(論点)
短い称呼の語頭差異の識別力
適用条文
第4条第1項第11号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2003−14096(T2003−14096/J1)・不服)は、本件商標と引用商標「コンモク」について、商標法第4条第1項第11号への該当性が争われた事例です。主な争点は「短い称呼の語頭差異の識別力」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、別掲のとおりの構成よりなり、第19類及び第20類に属する願書記載の商品を指定商品として、平成14年11月1日に登録出願されたものである。

2 引用商標

原査定において、本願の拒絶理由に引用した登録第2307911号商標(以下「引用商標」という。)は、「コンモク」の文字を書してなり、昭和63年6月9日登録出願、第7類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、平成3年4月30日に設定登録されたものである。

3 当審の判断

本願商標は、別掲のとおり、板目模様の横長帯状の中央2/4部分を刳り貫き、「くんもく」と認められる文字を配してなるものであり、その構成文字に相応して「クンモク」の称呼を生ずるものである。

他方、引用商標は、前記2のとおり、「コンモク」の文字を書してなるものであり、その構成文字に相応して「コンモク」の称呼を生ずること明らかである。

そこで、本願商標から生ずる「クンモク」の称呼と、引用商標から生ずる「コンモク」の称呼とを比較すると、両者は、称呼における識別上重要な要素を占める語頭において「コ」と「ク」の差異を有するものであり、共に4音という比較的短い音構成にあっては、これらの差異が両称呼に与える影響は大きいものとなり、両称呼をそれぞれ一連に称呼したときは、語調語感が異なるものとなって、十分に聴別し得るものといわなければならない。

また、両商標は、その構成よりして外観上明らかに区別し得るものであり、観念についても、共に特定の観念を生じない造語であるから、比較すべくもないものである。

したがって、本願商標と引用商標とは、外観、称呼及び観念のいずれの点においても、相紛れるおそれはない非類似の商標といわざるを得ないから、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとした原査定は、妥当でなく、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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