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結論

勝訴(請求認容)

第3条第1項第3号「外国語の品質表示性」の商標審決・判断理由(審判番号:不服2004−960(T2004−960/J1)|拒絶査定取消・登録)

審判番号
不服2004−960(T2004−960/J1)
審判種別
不服

本文で言及されている区分

事件のポイント・要約

対象商標
本件商標(図形等・本文参照)
争点(論点)
外国語の品質表示性
適用条文
第3条第1項第3号
指定商品・役務の区分
本文参照
最終結論
拒絶査定取消・登録(勝訴(請求認容))

この審決(審判不服2004−960(T2004−960/J1)・不服)は、本件商標について、商標法第3条第1項第3号への該当性が争われた事例です。主な争点は「外国語の品質表示性」です。特許庁は「原査定を取り消す」と判断しました(拒絶査定取消・登録)。商品の品質や用途を直接表す語は識別力が否定されやすいため、出願前に造語化や図形との組合せを検討することが有効です。

※ 上記は審決公報の本文から自動で整理した要約です。正確な内容は下記の公報原文をご確認ください。

結論テキスト

原査定を取り消す。
本願商標は、登録すべきものとする。

理由テキスト

1 本願商標

本願商標は、「シェフソシエ」の片仮名文字と「CHEF SAUCIER」の欧文字とを二段に書してなり、第30類に属する願書記載のとおりの商品を指定商品として、平成14年8月29日に登録出願されたものである。その後、指定商品については、原審における同15年7月23日付けの手続補正書により、第30類「デミグラスソース,ホワイトソース,子牛のすね肉や骨を煮出してとった茶色のソース用のだし,その他の調味料」に補正されたものである。

2 原査定の拒絶の理由

原査定は、「本願商標は、『ソーシエ(ソース作り専門の料理人)の料理長』を理解させる『シェフソシエ』及び『CHEF SAUCIER』の文字を普通に用いられる方法で書してなるから、本願商標を指定商品に使用するときは、『ソース作り専門の料理人の料理長が作った商品』であると理解、認識させるに止まり、単に商品の品質を表すにすぎないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断

本願商標は、前記のとおり、「シェフソシエ」の片仮名文字と「CHEF SAUCIER」の欧文字とを二段に書してなるところ、構成中、欧文字部分前半部「CHEF」の文字(語)が、「コック長」(スタンダード仏和事典 増補改訂版 1985年4月1日増補改訂版第10版発行 株式会社大修館書店 以下同じ。)を意味し、後半部「SAUCIER」の文字(語)が「ソース(調味)掛り,ソース製造(販売)人」を意味するフランス語であるとしても、本願商標に接する取引者、需要者が、一見して直ちにその意味合いを認識し理解することができるほどに親しまれた語を表したものとはいい難く、仏和事典を繙くことにより、ようやくその意味合いを理解し得るにとどまるものというべきであるから、本願商標は、全体として特定の観念を生じない、一種の造語として認識し理解されるというのが相当である。

また、当審において、職権をもって調査したが、「シェフソシエ」及び「CHEF SAUCIER」の文字が、本願の指定商品を取り扱う業界において、商品の品質を表示するものとして、普通に使用されている事実を見出すことができなかった。

してみると、本願商標は、商品の品質を表すものではないから、これをその指定商品に使用しても、自他商品の識別標識としての機能を十分に果たし得るものである。

したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、妥当でなく、取消しを免れない。

その他、政令で定める期間内に本願について拒絶をすべき理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。

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